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2006年08月30日

視察のこと。

 今日は議会運営委員会があり、9月定例会の日程等が確定しました。その後、秋に予定されている議運の視察についてが話題となりました。議運では三重県の四日市市を視察先として候補地にあげていたようです。ところが、日程調整が難しい、なおかつ視察内容としている「議会基本条例への取り組み」に関して、「まだ視察してもらえるような状況にはない」という理由にてお断わりされたとのこと。

 そこで、新たな視察先として選ばれたのが北海道の栗山町です。もちろん視察内容は「議会基本条例ついて」。栗山町の議会基本条例には視察が殺到しているようなので日程調整できるのかが心配ですが、実現して欲しいものです。(私は議運のメンバーではないので参加できなくて残念ですけど。)

 この件については、「(当然ながら、来年の春には改選期を迎えるのですが)来期以降の取り組みにつなげていくためにも、この時期に視察に行くことは有効だと思う。」という発言がありました。確かにその通りではあるのですが・・・「来期以降に取り組みがつなげられる」という自信に裏づけられた発言に脱帽。私はそこまで言えないな・・・と思うので。
 

 というわけで、栗山町議会のことで思い出したこと。それは、栗山町議会では本当に必要に迫られた視察についてだけを実施することにしています。それについては「補正予算」にて対応するそうです。
 多摩市の場合には、当初予算の中で「1泊2日まで」という条件にて視察が行えるように費用を計上しています。なので、初めから「視察をしない」という選択肢がありません。そのために「視察をしなければならない」という義務感が先立ってしまうのが現状です。「視察先ありき」ではなく、どちらかと言うと「予算ありき」にて視察プログラムが組まれているような印象があります。

 今日も会議の中では「せっかく予算があるのだから、別の視察先を考えないと。」との流れでした。私は別に予算があったとしても、行きたい場所が選べなかったり、思いつかなければ無理して行く必要もないと思っているのですが、そういうわけにはいかないのかもしれませんね。とは言え、予算消化のための視察に受止められる可能性が大きい・・・というのは気になるところです。
 もし、多摩市で栗山町方式を取り入れた時・・・どうなるでしょうか。「視察は個々人の議員で行けばいいよ。」という風になり、委員会ごとの視察はなくなりそうな気配がします。それはそれで、一つのあり方かもしれないと思っています。

投稿者 hisaka : 2006年08月30日

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