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2006年08月09日

はらっぱ当番

 ベルブ永山には公民館と図書館と消費生活センターがあります。消費生活センターは見過ごされがちですが、実は、貸し室として重宝されている「講座室」は消費生活センターに所属する部屋だったりします。そして消費者生活センターを拠点として活動しているのが消費者団体連絡会(消団連)です。
 

*消団連とは「多摩市消費者団体連絡会補助金公布要綱」によると「くらしや環境問題について学習し、情報交換などを通して健全な消費生活を図ることと市民への消費者問題の啓発を行う」グループ。

 消団連では、昨年、行財政改革で補助金見直しが行なわれ、恒例行事だった消費生活フォーラムは休止を迫られてしまいまったので、活動幅が狭まってしまうのかなと心配していたのですが、今年は「市民提案型まちづくり事業補助金」を獲得し、10月3、4日に「消費者festa」を行なう予定です。
 ところで、消団連の大事な日常活動として忘れてはならないのが「リサイクルショップはらっぱ」。ベルブ永山にあるショップなので、覗いてみたことはあるという市民は少なくないと思います。ここは消団連を構成している団体が輪番制にて店番をしています。私が参加している団体もそのメンバーなのですが、今日の午前中は、一年に一度だけ店番がまわってくるお当番の日だったわけです。


 リサイクルすることの必要性は認識していますが、自分自身はリサイクルショップの愛用者ではありません。・・・・なので、今日はお客さんがとても多いことにびっくりしました。「お店の存在が市民に定着してきたというのが理由だと思う・・・。」と聞いたわけですが、以前は1日平均1万円ほどだった売上も4万円くらいにまでなっている・・・・というのです。リサイクルショップで預かり販売をしているので、利益はその一部にしかなりませんが、狭いスペースにも関わらず、最近はリサイクル品の持ちこみが増えていて預かり手数料(2点で100円)による収入も無視できない存在です。

 ちなみに、リサイクル品の持ちこみについては、一人1ヶ月2回まで、1回に6点までと決まっています。(たくさんの人にリサイクル品を持ち寄ってもらうため)


 さてお客さんとしては40代前後以上の人が多く、平日昼間だったので主婦層が中心です。かなり真剣に品定めされる方もいるので、店番をしている私としても「ただ座っているだけ」ではなく、一緒になってお客さんのイメージに合いそうな品物探しをしたり、あとは、持ちこまれたリサイクル品の価格をどうするのかをアドバイス(相場がよくわかっていないので、アドバイスになったかどうか疑問もあるけれど・・・・)してみたり、店番ってこんなに楽しいものだったかしら・・・と思いました。

 つまり、以前にお店番をした時よりも利用者が増えているわけです。店番をしていてもお客さんがいなくて「ぼー」と過ごしているとつまらないわけですが、喜んで利用してくれるお客さまの様子を目にすると、やっぱりうれしいものですね。
 「これ、一度も袖を通していないのよ。少し高く売れるかしら?」とか、試着をしてみたお客さんに「これ、どうかしら、おばさんぽく見える?」と尋ねられたりとあっという間に午前中の店番仕事が終わってしまいました。

 というわけで、今日思ったことですが、大規模なバーゲン会場とかに行くと、簡易で設けてあるような試着室があると思いますが、そのリサイクル品がどこかにないかしら?・・・・はらっぱには試着室がないので、そこが少々不便かもしれません。店内が狭いので試着室を設けるスペースをどうするのか?という問題もありますが、試着を希望する方はベルブ永山のお手洗いを利用してもらわなければならない点が改善されるといいなと思いました。「お手洗いまで試着に行くんだったら、いいわ。」と購入するのをあきらめてしまう人もいるので。


 持ち込まれる品物が増えていて、利用者も増えているのですが、狭いスペースの拡張は考えにくいのは悩ましいところ。それにしても、こんなに利用者が多いのかと驚きました。「リサイクル」のの考え方は着実に浸透しているなと実感した次第です。

投稿者 hisaka : 2006年08月09日

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