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2006年08月08日

スマートオフィスが魅力!

 ステイツマンのメンバーとともに、千代田区にあるちよだプラットフォームスクエアの視察をしました。

 多摩市でも旧東永山小学校跡地に創業支援施設を開設しています。以前から、ちよだプラットフォームのことは噂で聞いていたので、何か多摩市で学べるところもあるのではないか?と足を運びました。

 「ここの場所にパワーを感じる。」「ここにいる人たちの顔は生き生きしている。」・・・これが、一緒に視察をしたメンバーたちの感想です。これに全てが凝縮されていると思います。


 ホームページを見てもらってもわかるのですが、もともとは千代田区の中小企業センターをリメイクして蘇ったビル。とてもおしゃれでスマートなオフィス!「ここで仕事してみたい!」という気になるような場所でした。
 もともとは公社が運営していて毎年1億円の赤字を出していた場所。どうにかして赤字を解消したい、そしてそのためには有効活用の方法を模索したい・・・ということで活かしたのが地域力と市民力。地元の人たちも交えた中、研究会がたちあがったようです。


 江戸時代の歴史をひも解くと「家守」という存在があり、神田地域でも多くの職人が育っていったそう。ここに注目をした事業展開がットしました。実施主体は民間。PPP、官民パートナーシップによる運営です。それによって赤字は解消。


 実際に足を運んで見ることが一番。民間ならではの発想とアイデアを感じました。とにかく噂通り、「活気」「活力」、そして「可能性あるな」ということを感じずにはいられない場所でした。共有で使用できる会議室やサロン、おしゃれなカフェなどなど・・・・若い人もいれば高齢の方も集まってきて、各々作業をしたり打合せをしたり・・・・。
 ここに集まってきた人どうしが出会い、新しいモノが創造されていっているような雰囲気がありました。

  
 

PPP事業とは-PPP(Public Private Partnership:官民パートナーシップ)事業は、社会資本整備や行政サービスの提供に民間主体等を活用し、公民協調により事業を実施する手法。PFI、民営化、民間委託等がある。
 


 

 視察内容としては館内を案内してもらい、その後、特に多摩市としてはこれからポイントになるかなと思われるコミュニティビジネスの支援をしているNPOの方にお話を伺いました。
 これからの時代、団塊の世代と地域を考える際に注目されているのがコミュニティビジネス。しかし、コミュニティビジネスを起業するというのはたやすいことではありません。起業できても継続が難しいことも事実です。起業後のフォローアップできる体制がなければならないと思いますが、それを行政がそれ単独で行なっていくことは、マンパワー的に厳しいわけで、やっぱりここには専門家専門機関が求められそうです。多摩市で考えればNPOセンターなどもその受け皿になれるわけですが、そう考えると創業支援施設との役割分担どうするの・・・・みたいな話にもなりそうです・・・。

 と思ってみると、NPOセンターがあって、創業支援施設があって、そしてまた市民活動情報センターやボランティアセンターなどなど・・・わざわざ縦割り行政式に取組まなくても、そしてまた縦割り行政式で取り組まない方が市民の利便性向上になるような体制づくりができないのかなと思わざるを得ません。これらの施設を区別して、場所も分断して設置することのメリットがほとんど思い浮かばないので。

 ところで、多摩市の創業支援施設は愛称が決まったようですね。ロゴも募集したようです。愛称がいつ決定したのか、わからないのですが「ビジネススクエア多摩」と言うようですね。ロゴもどんな手法で最終決定していくのでしょうか?


 ちよだプラットフォームは地域の文化や風土に上手く馴染んだからこその成功事例だと感じています。つまり、多摩市で創業支援施設をする場合にも、「多摩ならでは」みたいなものが必要になりそうで、だからこその多摩市での起業、創業になるのではないか考えています。でも、そこが一番難しい部分で「多摩ならでは」はまだ発掘されているとはいい難い状況です。
 一概に比較することはできないことは重々承知ですが、今日の視察会で感じたこと、学び取ったことを頭に置きながら、来週中に東永山創業施設まで足を運ぼうと考えています。

投稿者 hisaka : 2006年08月08日

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