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2006年06月20日

進んでほしい・・・議会改革

 今日は議会運営委員会を傍聴しました。最終日の日程確認などが行なわれました。最終日は、「助役定数増」に関する条例提案がなされる予定で、午前10時に開会したら、まもなく条例提案が行なわれ、その場で本会議が休憩。総務常任委員会が開催され「助役定数増」に関する審査が行なわれます。
 この案件に対する態度は最後の最後までなかなか難しいものがあります。最終的には、本会議での総括質疑、そして委員会の審査を最後まで見守り、その後判断をしたいと考えています。今日も生活者ネットワークとしてどのような態度をとるべきなのか等議論はしましたが、やはり市長答弁が重要だろうということにはなりました。

 ところで、今日の議会運営委員会では次の定例会(9月議会)の日程についても調整があったのですが、9月議会で行なわれる決算特別委員会がかねてから念願だった全員参加方式となりました。昨年までは5日間ある決算審査のうち初日と最終日だけ全員参加、残りの3日間は分科会方式だったのですが、分科会の運営というのは難しいもので、決算審査の質を高めることにはつながらなかったと思っています。
 そこで、今年は予算特別委員会の手法と同じように、議員参加で持ち時間制(各会派プール制)で行われることになりました。ただし、それが決算審査の質を高められるとも限りませんが・・・(予算特別委員会でも十分なる議論が展開されているとは言えないですし)。


 
 それから、議会ではようやく市役所ロビー限定で議会中継をしていますが、そのビデオ、DVDの貸出もする方向です。しかし、その際にはやはりルールが必要なので、ルールづくりを急がねばなりません。例えば、二次使用の問題などが課題になっていますので、そのあたりのルールを明確化しなくてはなりません。あわせて、これに関しては、市役所ロビーだけで議会中継をするのではなくインターネットなどでの配信も検討して欲しいという要望もあるようなので、「お金のかからない何らかの手法」にて市民アンケートが実施できないかも検討しています。


 以上、議会の改革については、いろいろと検討しているようですが、実質的に私たち議員の任期は残り少なくなっており、どこまで具体的な取組みが進められるのかについて、現実的に考えてみると、先の展望は明るいとは言えません。
 もちろん、前向きに取組んでもらいたいとは思いますが、時間的な制約はありそうです。昨日の代表者会議でも、議会におけるパブリックコメントのルール化をどうするのか議題に上りましたが、任期残り少なくなることを考えると、今から取組んだところで、どこまでやりきれるのかは課題です。特に、制度設計にあたり、有識者や市民にも参加してもらうことなどを視野にいれてしまうととてもとても・・・期間内で完結できなさそうに思います。
 そういう意味で、議会改革が進むことには大賛成ですが、今任期中に責任を持てる範囲を・・・と考えてみると、なかなか難しいことでしょう。誰一人として次の任期が保障されている人はいないので。


 でも、議会運営委員会では三重県の四日市市に「議会基本条例」の視察に行くことが決まりました。これはとても喜ばしいことです。残念ながら、私は議会運営委員会のメンバーではありませんので、この視察には参加できないのですが・・・・・。
 議会基本条例についても今任期中に条例提案することには無理があるとしても、これからの議会運営にとっては非常に重要なルールになると考えています。既に北海道の栗山町では可決されていて、話題に上っています。

 ・・・・で、「このメンバーの人たちで四日市市に行くのか・・・。」とふと見まわしてみたのですが、議会運営委員会のメンバーって男性議員ばかり。改めて見たところで、驚くことは・・・この風景は多摩市議会らしからぬ風景。多摩市議会は女性議員が多いと言われている議会なのになあ。

投稿者 hisaka : 2006年06月20日

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