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2006年06月07日

定例会5日目 一般質問

 今日で一般質問の日程は終了、明日は補正予算の審議から始まります。昨日報告した「収入役人事」については、提出した議案を撤回することになったようです。市長から議長宛てにその旨記載された文書のコピーが配布されました。

 さて、今日の質問では「さすが市長‘与党’」と思えるような発言がありました。やっぱり、市長を全面的にバックアップしている政党の発言力には凄みがありました。私が昨年にしたのとほぼ同趣旨、同内容の質問であっても、市長が発言を求められて答える姿勢が違いました。内容は「発達障害者の支援について」。発達障害者の支援については早期発見、早期対応が一つの大きなポイントになると言われていること、そして縦割り行政の壁を乗り越えてさまざまな部所管での連携が求められる分野です。特別支援教育を進めていくためにも、教育センターをより一層充実して欲しいということだったのですが、それについて、ダイレクトに「予算を増やすべき!」と主張していました。「所管しているのは教育委員会だけれど、予算と言うことになると市長だから・・・・」と前置きのあと「市長の考え方を示して欲しい。」と述べ、もちろん市長はそれに呼応して答弁席へ・・・しかし、さすがの市長もそれに対して即座に「予算を増やす」とは答えられず(これもしごく当然ですが)・・・そのように積極的なる発言を出来なかったからなのか、今定例会では初めてくらいに、市長の答弁がとても弱き、弱腰に聞こえてしまったのは私だけの勘違いではなかったようです。

 様々な立場の議員さんが発達障害者支援に関心を寄せてくれるのはうれしいことです。これで、また一歩、市の取組みが前進することを願っています。
 発達障害者支援法ができたのもつい最近。まだまだ新しい分野で未開拓。縦割り行政の壁を乗り越えた支援施策を推進しなければならないとする観点は、発達障害者支援を切り口にしているものの、実は障害者支援全般に求められていることです。
 ライフステージごとの支援施策を円滑につないでいくための体制づくりは不可欠だという認識を持っている人は決して少なくないにも関わらず、残念ながら、その取組み自体がなかなか進まない・・・むしろ全く進んでいなかった部分です。しかしながら、法律の後押しもあり、縦割り行政の壁を乗り越えた支援体制の構築が進んでいくことは障害者全体にとっても望ましい方向性です。そういう意味でも、発達障害者支援の体制づくりを進めることはマイナスにはならないと感じています。

 というわけで、今日はお世辞ではなく市長にとっては頭の上がらない立場の議員からの「発達障害者支援」に対する発言があり、私にとっても心強い味方が一人増えたことに喜びを覚えた午後でした。


*こちらも更新→代理人のページ

投稿者 hisaka : 2006年06月07日

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