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2006年05月26日

多摩市のホームページ

 先般行なわれていた多摩市の公式ホームページに対する利用者アンケートの結果が公表されています。web上で206人からの回答があったようですが、約2週間ほど期間があったことを考えると、もう少し回答者数があってもいいのかなと思いました。
 結果を見ると、回答者の半分は男性で年代的には50歳以下が多く、職業は働いている人が半分以上ということです。紙媒体の「たま広報」の読者とは異なる層であることがわかります。新聞折込み日がたまたま休日にあたらないと「たま広報」を目にしない人も多いと聞きます。特に男性はほとんど見たことがないという場合も多いです。そういう意味でホームページの存在は市政情報などの提供には欠かせないツールであることがわかります。

 ところで、これはアンケートの質問項目にもよるのかもしれませんが、ホームページの印象について、情報の鮮度、情報の充実度、わかりやすさ(文章表現の方法、言葉遣いなど)、見やすさ(文字の大きさ、図・写真の使い方、配色、配置など)に対しては「どちらとも言えない」という回答が突出しており、ついで「やや満足」という回答が続いています。この「どちらとも言えない」という部分をどう捉えればいいのかはとても悩ましいと思います。「別に、このままでもいい」という風に捉えるのか、それとも「どちらとも言えない」と回答した市民が「満足」と回答してもらえるようにするのか・・・・それにより、今後の対応が大きく変わってくるのだと思います。
 いずれにしても、このアンケートの回答からどのように利用者のニーズを掴んでいくのだろう・・・と私は少々疑問に思っていますが、「今後情報の分類方法を変更するのなら・・・・」という質問項目の中で、「対象者別」「ライフイベント別」を望む人のほうが多いので、ホームページのリニューアルの際には活かされるのだと思います。今は随分と「ライフイベント別」の分類で情報提供している自治体も増えています。対象者別という点については「キッズページ」を設けているところがあり、国立市では「子どもたち」の発信ページにもなっているところが特徴です。
 アンケート調査をしたということは、何らかの手法でホームページの改善をしたいという方針だと思っています。議会でもホームページの改善は以前からずっと指摘されていることなので、どのように取り組んでいくのかが楽しみです。

 ちなみに、ホームページに新しく追加して欲しい情報のところに「市議会議員の給料や視察の報告・成果」と書いてありました。ここにも市民からの厳しい視線を感じてしまいました。当たり前のことを言われているわけですが・・・・。こちらは議会の問題ですが、市議会ページでの情報提供体制の見直しもひとつ課題になるなと思っています。

投稿者 hisaka : 2006年05月26日

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