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2006年05月18日

試行錯誤は半永久的?!

 市民活動情報センターに行ってきました。ちょうどオープンしてから1ヶ月半あまり。市民の反響はどうなんでしょうか?ここは再選された市長の目玉商品なんですが・・・・。

 私から言わせれば・・・焦ってオープンしすぎ。あまりにも選挙を意識しすぎた気がしています。準備も十分に整っていないまま、年度が変更して・・・しかも土曜日だった4月1日にオープン・・・「あんまりだなあ。」と思いました。「急げば回れ」がぴったりな感じです。個人的には連休明けのオープンでもよかったのにと思っています(その方がよかったと思っています)。
 民間企業なんかで新しい事業などをスタートさせる時には「開設準備室」とかが設置され、そこに配置される予定の担当者などが心の準備も含めて、事前準備をある程度しながらオープン初日を迎えるというのが普通かなと思っているわけですが、とにかく人事面を考えても、突然に新たな部門が設置され課長が任命されるなど・・・・すごくドタバタだったのではないかと思います。準備不足というよりは、そうするしかなかっただろう(と察しています)状況下にて何とか毎日をやり過ごしてきた・・・という意味では、担当者たちの苦労を思ってしまいます。

 やっと少しずつは落ちつき始めたのかな・・・と感じられたのは、今日、行ってみると少しレイアウト変更がされていたからです。市民活動情報センターらしい雰囲気になってきました。多摩NPO協会の協力を得ているのでしょう。NPO協会で所有している市民活動紹介パネル(これは、市民活動の紹介ではいろいろなところで活用され、展示されていて、もともとはNPOセンターにて常設展示されていたもの)が配置され、多摩ボランティアセンターやその活動の紹介コーナーもありました。(ボランティアセンターのHPによると、展示は今月末までのようですが、できれば期間延長してもらいたいかも・・・)
 以前、市民活動情報センターに行った時には閑散としていて、寂しかったのですが、インターネットの検索コーナーも使用されており、特に高齢とお見受けする方々は受付係の方や職員にアドバイスをもらいながらパソコン操作をしているようでした。

 ちなみに、市民活動情報センターに足を運んだ目的は、6月の一般質問に向けての準備です。自治基本条例が制定されて以降、やはり具体的に条例に基づいた市民参画や市民協働を進めることが求められます。条例を制定した次の段階をどう創っていくのかが問われていると考えています。昨日は自治基本条例を担当している課長さん、今日は市民活動の事業部門を担当している課長さんとそれぞれに意見交換してきました。それを踏まえてもう一度、質問内容を練り直さねばと思っています。

 結局、思っていることは市民参画とか市民協働とか、市民自治とか・・・そのあり方に正解はないということ。いつもいつも、現段階を確認しながら、少しでも次の段階に進んでいると思えるような取り組みを粘り強くやっていくしかないということ。つまりは・・・試行錯誤が永遠に続いていく・・・逆に言えば、終わりが見えてしまったら、そこでゲームオーバーになってしまう問題に違いないということ(そうなったら次なる発展はしない)。
 実際に、現在の市民参加の状態に至るまで、本当に長い時間を要して、そこにはさまざまな工夫と知恵があったのだと思います。きっと、向きあっていくことが大切なんだろうと・・・・そう感じているので(これは、議員になって地域や市民を見ながらの実感)、一般質問では自分だけの理想を押しつけるのではなく「多摩市の市民自治(参画・協働なども含めて)」をどう創っていけばいいのかについて前向きな議論をしたいと考えています。

投稿者 hisaka : 2006年05月18日

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