« 定例会7日目~補正予算・その他 | メイン | 予算特別委員会1日目 »

2006年03月10日

今日は休会

 今日は中休み。来週月曜日から始まる予算特別委員会に備えて・・・かな?と思いますが、一日休会でした。

 
 桜ヶ丘に行く用事があったので、3月末で閉鎖される「情報ライブラリー」に立ち寄りました。情報ライブラリーには数人がおり、パソコンを見て楽しんでいました。現在、情報ライブラリーの奥のスペースには自習室があり、そこにも学生たちが数人おり、ちょうどお昼過ぎだったので寝ていました。
 4月からは、この場所では市長の鳴り物入りで「市民活動情報センター」が開設されます。もともとは「情報ライブラリー」はそのまま存続させるという構想で提案されましたが、昨年の予算委員会でかなりのやりとりをし、最終的には「情報ライブラリー」が「市民活動情報センター」に吸収されるかたちで、整理統合されてオープンする運びになっています。
 当初は、単なる思いつきでしか考えられていなかった「市民活動情報センター」構想でしたが、開設を一年間先送りしたことで、どういう事業内容にするのか等、検討する時間があった分だけ充実していると思いたいですが、現段階でもいまいち運営方法などに不安が残ります。

 それはそうとして、もうひとつ。私がとても問題だと感じていることがあります。それは「女性センター」のことについてです。実は、情報ライブラリーの一角には「女性センター」の資料コーナーがあります。活用状況は別として、この資料コーナーの取扱い方法が今後どうなっていくのかが不明です。市民活動情報センターと女性センターは全く別物。そして市民活動情報センターはただの「事業」の一つですが、「女性センター」は条例設置されている「公の施設」でその位置づけは市民活動情報センターとは比にならないくらい重みがあると言えます。
 ところが「女性センター」は庁内の組織改変とともに、その役割が軽んじられていることが明らかになるという悲しい運命を辿っています。前回の組織改変で「男女平等・市民活動推進室」がなくなり、「女性センター」は「生活文化課」に配置されたのですが、それが更に今回示された改正により「市民活動推進課」に配置されることになったのです。
 「女性センター」がどのような施策として取扱われているのか、組織改変でコロコロと場所を移動させられている状況を見ると一目瞭然ではないでしょうか。

 そして、「女性センター」を中心にしながら取り組む「男女共同参画」の推進は、市民活動とは全く性格が異なるものです。もちろん、「女性問題」をテーマにした市民の活動もありますが、これはその他多数の市民活動とは少しその位置づけが異なるのではないか。だからこそ「女性センター」という活動拠点があるのではないか・・・・と最近感じてきました。
 
 男女共同参画ということについては、バッシングされ、いわゆる「バックラッシュ」と呼ばれる現象が全国的にも見られます。このような状況にあり「女性センター」の活動もかなり窮屈なものになっており、活動しにくい環境もあることは確かです。
 今、多摩市長は「女性」です。そうであるならば、もう少し「女性センター」への理解が欲しいなと思います。今後、一体「女性センター」はどのようになっていくのでしょうか。ただ単なる活動の場所ではなく、「DV被害」などの相談の場所にもなっていることを忘れてはならず、そしてまた「女性の自立」や「女性の自己実現」を考え、促す場所であることの意味を再度、確認してみることが必要ではないかと感じているところです。市長の「女性センター」へのビジョンは、市長が女性施策をどのように考えているのか、そしてまた女性が活躍する社会をどのように描いているのかにもつながってくると思います。

 国においても、少子化問題がようやく男女共同参画の問題と結びつけて考えられるようになっているのです。その視点から「女性センター」と捉えた時、その役割がいかに重要なのかわかるのではないでしょうか。

投稿者 hisaka : 2006年03月10日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1108