« 定例会6日目~補正予算 | メイン | 今日は休会 »

2006年03月09日

定例会7日目~補正予算・その他

 昨日にひきつづき、補正予算の質疑と市長による条例提案の説明と総括質疑などが行われました。補正予算は賛成多数で可決されました。条例は委員会に付託されました。

 さて、今日は「教育委員」人事についても市長から提案があり、決定しました。前任者が市民公募で選出されていたので、今回も公募による人選が進められました。最終的には8名の応募があったそうです。市長によると「現に地域内で通学している生徒の保護者を教育委員にすることが望ましい。」と言うような方向性が示されているらしく、それに基づいて決定をしたとの説明を受けましたが、この条件に該当したのは2名。そのうちの一人が選ばれたことになり、そこにはまた別の判断基準があったのだと思います。

 人事案件については、よっぽどのことがない限り「同意せず」ということはありません。そもそも、提案されてきた人物について、一目でYesかNoを判断することは難しく、結局は市長の見る眼に委ねざるを得ないのが現状です。

 私自身、今回の提案されてきた人事案件を真っ向から否定するものではなく、「保護者」の視点で発言できる人が教育委員になったことは歓迎すべきことだと思います。しかしながら、現在、多摩市の教育委員会のメンバー構成を思い浮かべると、「社会教育」や「生涯学習」分野に精通している人は少なく(1名)、「学校教育」分野の人材ばかりが登用されているのが(3名)現状です。その点ではもう少し、生涯学習分野に理解がある人の参加に配慮し、人事の決定をして欲しいと思います。
 もちろん、学校教育も重要です。とは言え、これからますます求められるのは生涯学習分野だと考えています。団塊の世代対策としても、生涯学習分野に力を入れるのは当然の流れです。そういう点からも、ぜひとも「社会教育」を語れる人材を教育委員に加えて欲しい・・・今日はそのことを思わず意見で述べてしまいました。(本当は言うつもりがなかったのですが、教育委員会の来年度の予算からは「市民大学事業」が抹消されていたり、多摩市の「生涯学習計画」も作りっぱなしだし・・・・・・・社会教育、とりわけ生涯学習活動は縮小傾向で、教育長もどんな考え方をお持ちなのかが私のは伝わらないので心配しています。)
 公民館や図書館など、社会教育施設の民間委託、指定管理者制度導入などが近年話題になっています。それらを背景に考えても、「多摩市の生涯学習分野をどうしていくのか」その道筋をしっかりと議論してもらいたいと思っています。
 教育委員会のメンバー構成をどうしていくのか、もちろん市長の一存で決定されるわけではないでしょう。多摩市の教育・・・というのは学校教育だけではなく生涯教育分野までを含むことを確認し、今後の人事を考えてもらいたいと思っています。 

投稿者 hisaka : 2006年03月09日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1107