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2006年03月08日

定例会6日目~補正予算

 今日と明日で今年度補正予算とその他条例の提案説明が行なわれます。今日は補正予算に対する質疑で終了しました。
 とりたてて問題なるほどのことは含まれていないと感じていますが、今年度末を迎えてみたら、何と驚く市税の増収。これについては「うれしい見込み違い」と捉えればいいのかどうか・・・・。ここ数年、年度末になると思わぬ黒字に見まわれているので、「財政危機」と言われているのと現実との間に少々ギャップを感じています。このギャップこそが、むしろ「危機感」の低下を招くのではないか・・・・と却って心配してしまいます。

 ところで、自治基本条例が制定されたことで、日本経済新聞社・日経産業消費研究所の調査において「市民参加度」が第1位にランクインしました。そのことを市長は‘売り’にしています。確かにどんな観点から評価しているのかわかりませんが、1位に踊り出たことは確かです。そしてもちろん、そのことをPRすることは悪いこととは言えないでしょう。でも、最新の世論調査における「市政満足度」のなかで、「市民参画」の分野に対する市民の満足度は決して高くありません。
 ・・・というわけで、外部からの評価に喜んでいる場合ではないと感じるのは私だけでしょうか。私の感覚に照らすと、それほどに宣伝できる材料とは思えないのです。あくまでも個人的な気持ちとしては、あんまり宣伝して欲しくないなと思います。
 むしろ外部の評価と内部の評価との乖離をどう考えるのかが重要なのではないかと考えています。

 それから、今定例会では実はとても重い内容の条例提案があります。それは「国民保護法」に関するものです。法律で決まってしまった限りでは自治体は従うしかなく、何ともならないのかもしれません。同じようなことは、住民基本台帳ネットワーク導入のときにも考えました。その時のことを思い出しつつ考える日々が続いています。条例提案があり、関連する予算も計上されています。これらにどういう判断を下すべきなのか頭を悩ませているところです。

投稿者 hisaka : 2006年03月08日

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