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2006年03月06日

定例会4日目~一般質問

 今日は議会の話題ではなく、自治基本条例について。

 未だに策定することの意義がわからないとも言われる自治基本条例の1周年を記念して行なわれた座談会をまとめたパンフレットが完成しました。これは昨年夏の自治基本条例の駅頭キャンペーンと並行した開催された座談会とのことですが、座談会が開催されたのは今年の1月末で「並行した」という部分では少々疑問です。
 それはさておき、この座談会で画期的なことは市長、市民だけでなく、議長が加わっていることです。聞くところによると「議長の参加」をどうするのかに見解がさまざまあったようですが、結果的にはメンバーの一人として、かなり‘ステキな‘発言をしています。

議員を選ぶのは市民ですが、選ばれた議員は、主義や党派を超えて「市全体のことを考える」姿勢で貫かなければなりません。セクト(党派、派閥)や地域主義に陥ると、狭いまちづくりになってしまいます。
 自治基本条例に基づいた市民参画が進む中、我々議会の責務は更に重大になると感じています。受身ではなく、議会自らが認識も変わらなければいけない、と思います。

 パンフレットは今日の午後手元に届いたのですが、早速目を通したところ、一番印象に残った部分です。この議長の発言がどのくらい議会全体に、議員の間に浸透しているのかどうか述べることは控えます・・・・。


 まだまだ自治基本条例の存在そのものが知られていない中、このパンフレットは市内の公共施設、自治会や管理組合に送付、そしてまた学校の先生方への案内が行なわれるそうです。もちろん多摩市の公式ホームページにも掲載される予定です。(まだ掲載されていませんでした。)
 ところで、私は「学校の先生方への案内」という部分に関心があるのですが、いかにして案内するのだろう・・・・と素朴な疑問がわいています。ただ単に各学校にこのパンフレットを配布しただけでは、あんまり意味がなさそうにも感じるからです。自治会などに配布するのと意味が異なるはずです。
 座談会の参加者の一人、自治基本条例により設置されている自治推進委員会の委員長は「自治基本条例を伝える手段として、副読本を作り学校で教えたらどうか。」という提案をしており、この提案の意を汲んでいるのかもしれませんが、学校の先生方へ案内する‘意図’、その目的を明確にしないと配布された学校側も困るのではないかと思った次第です。


 市民一人一人に自治基本条例を知らせるために作成されたパンフレットのようですが、「市職員でこのパンフレットに目を通す人がどのくらいいるのか。」というのももう一つの私の関心事です。

投稿者 hisaka : 2006年03月06日

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