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2006年03月03日

定例会3日目~一般質問

 今日で3日目。議員一人の発言時間は35分、一日5人ずつ一般質問を行ないます。この議事の進め方は従来と変わらないのですが、終了時刻が残業時間にまで突入してしまい、議会運営委員会の委員長は気を揉んでいるようです。
 議員側の発言時間には変更がない・・・・つまりは、市長をはじめとする行政側の答弁時間が長いために終了時刻がオセオセになっているのです。市長選を前だから?まさかまたまた予算が否決されるなんてことがないように?とかく答弁がていねいなのでしょう。でも、ていねいな答弁=内容が充実している答弁ではないので、ここにごまかされたくはないですね。「誠意を持って答弁をしている」ということだけは言えるのかもしれません。

 既に市長選で現市長を支援することを決めている立場から、「ヨイショ質問」がありました。「普通の人であれば投げ出していたかもしれない市長の職務を忍耐強く遂行されました。」という発言がありましたが、市長になる人物・・・当たり前のことだと思いました。市長はこの議員に対して「自らの実績を夢の実現にとつなげていきたい」と述べていましたが、市長の「夢」が一体何なのか・・・・市長がまちづくりのビジョンをどう抱いているのか?このことがほとんど明らかにされてこなかったのが4年間だったと思います。
 
 なおかつ、私がとても複雑な気持ちになるのは、自治基本条例に対する市長の考え方です。その必要性には大変疑問がある・・・だから市長選を前に開催された公開討論会でも「△」を掲げました(条例制定の必要性について、「○」「△」「×」で答える質問があった。)という態度であったにも関わらず、今では全く違います。条例を制定した実績を強調しています。やっと、その条例の必要性を認めていただけた点では喜ばしいことですが、この条例の制定は紛れもなく逮捕された前市長が方向性を示してきたものであり、決して現市長が先鞭をつけてきたものではありません。
 
 現市長の人柄はそれほど深く知っているわけではありませんが、少なくとも政治家としての力量が問われる時、評価が分かれるのだと思います。
 例えば、議員の一般質問を聞く態度についても、市長に親しい立場の議員からの質問の場合にはとてもにこやか。でも、市長に対して批判的な立場の議員からの質問の時には、素知らぬ顔。今日もその議員が発言している間ずっと分厚いファイルの資料整理をしていました。議員の発言をほとんど聞いていないなというのがわかります。私はそういう市長の姿勢に疑問を感じてしまいます。
 「いろいろな市民の声を聞いていきたい。」と言っているのであれば、少なくともいろいろな市民から選ばれた議員の発言に耳を傾けるべきでしょう。議会は市民の縮図です。その意識をどこまで持っているのか疑問になってしまうのです。
 「一人一人の市民が大事にされる社会。」と言うのであれば、やはり一人一人の議員の発言も大事にしてもらいたい・・・・これは私が期待しすぎなのでしょうか?

 私の質問は来週の火曜日です。既に私も市長にとっては快い存在ではないはずです。その私に対して市長がどんな態度で答弁に応じてくれるのかと思います。そしてまた月曜日には「反対」勢力の発言が続きます。その時、市長は彼らの質問にも誠意を持って答弁をするのかどうか・・・・。


 お時間のある方、ぜひ傍聴に足をお運び下さい!

投稿者 hisaka : 2006年03月03日

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