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2006年02月23日

計画づくりで息切れ・・・

 厚生産業常任委員会で改定される「第2次健康福祉推進プラン」の原案について議論をしました。

 印象としては、以前にも活動報告で書いたとおり、コンサル事業者丸投げで策定した計画を行政職員が改定作業をするのはとても大変。なおかつ、計画づくりのスキルを磨く時間がなく、特に健康福祉部は日々の業務に追われて大変。せっかく完成した4つのパートからなる原案は、それぞれを担当する部署(地域福祉課・高齢福祉課・障害福祉課・健康課)で策定しているために‘縦割り’計画になっており、全体としての健康福祉推進プランとしてはまとまりに欠けている等など・・・・ さらには先日の全員協議会で議論された「戦略プラン」との関連などが不明。

 色々と思うことはありますが、今回の計画案を策定し直して欲しいとつき返すこともできず、次の計画策定時に生かしてほしい視点などを意見しました。
 今日の委員会では、この計画内容について財政的な裏づけがあるのか、評価指標としてあげられている数値目標をもっとはっきりさせるべき、計画の実施が今後5年でどのように進んでいくのかがわからない・・・などなど、計画のあり方そのものを問う意見が出ていました。ただ単に「言葉の羅列」ではなく、しっかりと行政活動を進めていけるような中味になっているのか、計画内容には具体性があり、今後の取り組みを明確にしなければ意味がありません。その点では計画書に掲載しないまでも、「財政的な裏づけ」まで考えておき、議会からの要請で資料提供できるよう準備することは必要かもしれません。

 いずれにしても「計画策定」が目的になっていないのかが心配です。計画が完成してからがスタート。そのことを忘れず、行政活動が進むよう見守りたいと思います。

投稿者 hisaka : 2006年02月23日

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