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2006年02月22日

通告書の提出

 今日は一般質問の通告書のしめきりでした。順番を決めるのはクジです。一般質問の日は全部で5日間。3月1日~3日まで、そして土日を挟んで4、5日の日程です。できれば避けたいのは3日目。中だるみしがちだからです。結局、くじを引いたら「24」番。最終日に順番が回ってくることになりました。土日が挟まるので、気持ち的には余裕を感じてしまいます。

 ところで、午後からは来年度「予算書」を眺めていたのですが、思い出せば1年前の当初予算は否決されました。去年の審議の時、私は新規事業として計画されていた「市民活動情報センター」について疑問を持ち、意見を述べました。この情報センターが桜ヶ丘のヴィータ・コミューネにある「情報ライブラリー」のところで開設するというので、そうであるならば、「情報ライブラリー」との事業統合を考えた上で計画をすべきだと主張しました。
 
 当初予算の否決後に再提案された予算案では「市民活動情報センター」に関する経費が削除され可決しました。しかし、このあいだの12月定例会の補正予算では「情報ライブラリー」事業との整理がついたとし、改めて予算が計上されました。補正予算が可決されたので「市民活動情報センター」は4月オープンに向けて準備が進められている模様です。
 ところが、この段階へきて、もう一つの課題が浮上してきたのです。それは「多摩NPOセンター」と「市民活動情報センター」との関係性が十分に整理されていないことがわかったからです。昨日の全員協議会において、両者の役割とその関係性が一体どうなっていくのかを尋ねたのですが、納得のできる回答が得られませんでした。この両施設を活用して、どのように市民活動の支援を行なっていくのかが全く示されない中で、「市民活動情報センター」という新しいモノを立ち上げることは無駄な投資になりかねません。当初から、市長の思いつきで進められている事業ではないか・・・という風評もありましたが、ビジョンがないままに「市民活動情報センター」をオープンさせても意味がないでしょう。
 そもそも多摩NPOセンターに対するビジョンがないのか、市民活動情報センターに対するビジョンがないのかを明らかにする必要がありそうですが、いずれにしても両者がほとんど同質同内容の事業を展開しようとしている限り、税金の二重投資にしかならないと思います。それほど大きな金額ではないかもしれませんが、「経営感覚」に照らすならば、ナンセンスな投資になるでしょう。予算委員会ではこの問題を取りあげたいと思っています。
 特に、多摩NPOセンターは、「市民設立」という基本的なスタンスに忠実にたちかえり、再度市民とともに今後の方向性を議論すべきです。私自身はNPOセンターの存在意義を問い直すこともあっていいと思います。

 今回の予算は一応「骨格予算」だと言われているので、最低必要な経費のみの計上になっているとの説明です。しかしながら、その内容を見ているととても骨太な骨格予算であり、私のイメージする「骨格予算」とはずいぶんとかけ離れている(そもそも骨格予算とは何かって人それぞれの解釈で違ってくるのが実情で、定義がありませんので)・・・・というのが予算全体に対する私の評価です。

投稿者 hisaka : 2006年02月22日

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