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2006年02月16日

普通救命講習

 市議会として初めて「普通救命講習会」を実施しました。都合のつく限りでの参加ということでしたが、議長をはじめ、ほぼ全員の参加で行なわれました。・・・・ということで、午前中3時間の講習を受けたのですが「救命技能認定証」なるものをいただいてしまいました。多摩市議会議員はほぼ全員に近い人がこの認定証を所持しているので、とっさの時には対応できるハズです。
 でも、「どーーーーーーーーしましょ。」というのが本音です。以前にも青少協で全く同じ講習会を受講していたはずですが、その時に身につけた技能はどこへ行ってしまったのでしょうか?というくらいに、「今日初めて。」という素人状態で人口呼吸や心臓マッサージのやり方を学びました。
 これは日常的に訓練をしていてこそ、何かの時に役立つ技能になると思いますが、いざと言う事態に私は機敏に行動できるだろうかと不安です。ちなみにこの認定証は有効期間が3年間なので、更新のためには再度講習を受けることが必要です。永久に認定し続けないというのは非常にいいシステムだと思います(むしろ当然と思います。実体験踏まえて言えることは技能は使わなければ忘れるということ)が、使える技能にするためには1年に一度くらいは講習を受けたほうが良さそうです。少なくとも私についていえば、最初は年に一度ずつ受講したほうが良さそうだと思っています。
 
 ただ、今日の講習会では新しいことを学びました。最近、街中で目立つようになってきた「AED」(自動体外式除細動器)。平成16年の7月に一般の市民でも使用することが認められました。それに伴い、公共施設等でもAEDを設置している場所が増えています。市役所にも設置されたところです。でも、せっかく設置しても、使用方法を知らない人は多そうです。AEDの使用方法を広めていくことが必要でしょう。
 東京都では救急車の平均到着時間は約6分後ということです。それまでの間、応急措置ができるかどうかが生死に関わるそうです。AEDは電気ショックを与え、心臓停止状態を克服するのですが、とてもよくできている機械で、電源を入れると使用方法がアナウンスされます。実は使い方がわからない人であってもAEDが何なのかを知っていれば、音声案内に従って、手順どおりにセットすれば使用することは十分可能です。そのことを今日は初めて知りました。電気ショックを活用していいかどうかまできちんと判断してくれる優れた機器です。
 AEDを目にする機会は増えていると思いますが、「何の機械なんだろう?」と素通りしている人のほうが多い。そう思います。AEDの普及をミッションにしているNPOのホームページを見つけました。


 話しは全く変わりますが、今日の普通救命講習でとても不思議だったことがあります。それは私たち議員が講習を受講しているところに、議会事務局長以下数名の職員がいたことです。立会って下さっていたのかもしれませんが、本来すべき業務や仕事はどうなっているんだろう?と思いました(立会うのが仕事だったのかもしれませんが)。3時間もの間、私たち議員が人口呼吸や心臓マッサージの練習をしている様子をずっと見守ってくれていました。参観日を思い出してしまいました。
 議員と一緒に講習を受けるのであれば問題はありませんが、議員が受講している様子をじっと見守っている必要はないのでは?とちょっぴり思ったのは私だけでしょうか。

投稿者 hisaka : 2006年02月16日

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