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2006年02月15日

地域安全安心マップ③

 地域安全安心マップづくりの最終日に参加。途中までしか手伝うことができなかったものの、先週、子どもたちと歩き、写真を撮った場所やこども110番のあった場所などを確認しながら、実際の地図づくりをしました。
 子どもたちは上手に役割分担をしていて、書くのが得意な子、写真を切ったり、レイアウトを考える子、写真に糊付けをする子等などそれぞれに係りを決め、協力しながら作業を進めていました。最後の完成まで見届けることができなかったのですが、展示される機会があると思うので、その時を楽しみにしようと思います。
 
 地域の安全と安心・・・誰もが願うことですし、子どもたちの安全確保は痛ましい事件などを見ていると対策を講じなければならないと思っています。大人が学校など目的地までの送迎をしたり、戸外で遊ぶ時には見守っているなど・・・・確かに子どもたちを守るためには必要なことと言えるでしょう。子どもも今の社会環境を肌身で感じているので、大人たちの眼に守られながら過ごすことに順応していることでしょう。
 でも、考えてみると子どもたちには「子どもの世界」があり、大人には秘密の子どもたちだけの基地があったり、遊び場があったり、「子どもの世界」の楽しみを持って成長するものです。その世界の中でさまざまな発見があり、知恵を取得し、工夫をしながらさまざまなことを学ぶはずです。そういう意味からすると、大人たちの「見守り方」ってとても難しいと思うのです。
 いつもいつも大人の眼を感じながら生活をすることもまた、子どもにとっては過ごしにくさを感ずる部分もあるような気がするのです。

 マップづくりをして思ったことは、子どもたちはそれなりに危ないこと、恐い場所、近づきたくないところを知っているということでした。もちろん参加している子どもたちは一部にしか過ぎません。でも、子どもたちが日々の生活で学んでいること、その中でつけた知恵があることを踏まえて、大人たちがどのように対応していけばいいのか、「子ども世界」にまで踏みこまないようにしていくことの必要性を感じてます。とても難しいことかもしれません。でも、「子ども世界」を最大限尊重すること、そのことが子どもの育ちにも大きく関わることでしょう。
 窮屈さがなく育っていける環境をつくること、それが目標だと思います。そのための地域の安全安心づくりにしたいものです。マップづくりをしている子どもたちの姿を見て、「地域の空気」をいいものにしていきたいなあと強く感じました。

投稿者 hisaka : 2006年02月15日

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