« 頑張れ議会! | メイン | 地域安全安心マップ③ »

2006年02月14日

構造改革成功の秘訣・・・・

 毎年恒例の東京都市議会議員研修会があり、出席しました。今年度は多摩市議会が東京都市議会議長会の会長市なので、市長も来賓とし挨拶をしていました。

 研修会は、道路公団の民営化問題で大活躍(?)だった作家の猪瀬直樹さんによる「構造改革とは何か」をテーマにした講演会でした。
 日産のカルロス・ゴーン社長は異人(外国人)、そして小泉首相は変人・・・だから改革ができるという話をしていました。その理由は「しがらみ」がないからだそうです。既存概念にとらわれること、そしてまた古い人間関係に縛られていては改革は成功しないと言うわけです。いわゆる‘日本人’的なナアナアな関係を知らないゴーン社長、そして人間関係が全く築けていない小泉首相だからこそ改革の道筋を示すとともに行動できているという評価なのでしょう。確かに「しがらみ」がないことは成功の秘訣になっているのかもしれません。

 でも、「しがらみ」に妨げられることもあれば、「しがらみ」に助けられることもあるはずです。というのも、以前、こんな本を本屋で見たことがあったと思い出したからです。タイトルがとても印象的でした。きっと「しがらみ」がどう作用するのかが問題になるのだと思います。

 私自身は構造改革というのは「非常識を持ち込む」くらいの勢いが必要だと思っています。それは改革派首長として名前を馳せている面々を見ていてつくづく感じることです。今までの「官」の常識を覆すぐらい異質な考えをぶつけていかなければ変わらないのだと思っています。そういう意味で、民間企業経験者などを役所に迎え入れることの意義は大きく、そしてまた、難しい時代と言われる今だからこそ、特に求められていることだと感じます。

 今日は市長も猪瀬氏の講演に耳を傾けていました。公務員という経歴を持っている市長は「しがらみ」の話を含めて、「構造改革」に対しどんな考えを持っているのでしょうね。機会があれば聞いてみたいと思います。

投稿者 hisaka : 2006年02月14日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1088