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2006年01月15日

雑感

 お正月明けから、便秘気味だったので薬局で紹介してもらった一番自然に近い?漢方薬の便秘薬を服用したところ、翌日の昼すぎから素晴らしく激しい効き目を発揮。風邪の症状など全然見られなかったのに、発熱までする始末で正直とてもびっくり。寝込んでしまいました。もちろん、用法を注意深く読み、決められた数の錠剤を服用したわけですが、あまりにも効きすぎて夜中を通して眠れなかったのには参りました。

 それでもおさまったところで、昨日の午前中は4月の市長選に向けて今後の取組みをどうするかについてネットでの話合いがあり無理矢理出席しました。結局のところ、共闘することができるだろう他の政党の動きがもう少し見えてから結論を出し、当面の間は様子をみることにするとともに、ネット独自で候補者を擁立することも視野にいれることとしました。独自で候補者を擁立することとなると、一番の課題は選挙資金です。市長選には少なくとも約1千万の資金が必要だと言われています。もちろん、工夫によってはお金がかからない方法も考えられるわけですが、現職とは異なり、知名度が全くない新人候補者を擁立することになると相当程度、広報・宣伝活動に力を入れる必要があります。その宣伝費用だけでも馬鹿にならないのです。
 ・・・・「地盤・看板・かばん」のうち、やっぱり‘かぱん’がなければ選挙できない・・・・となれば、お金に余裕のある人しか選挙に出ることができないことになってしまいます。少額であっても多数の市民がカンパを寄せてくれれば選挙資金も何とか賄えるのですが、現況はそうではありません。そうなるとやはり自力でお金を何とかできる人(もちろん、その中にはお金集めが上手という能力も入るのかもしれませんが)というのが候補者になるための条件の一つになるのでしょう。
 でも、‘かばん’というのが、候補者を選定するための重要な要件となると、はじめからハードルも高くなり、慎ましく暮らす大多数の一般市民の気持ちを理解できるような人を選べなくなる危険性が大きくなると言えそうです。

 ところで、このことを市議選にあてはめて考えてみると、資金力がない私のような者でも生活者ネットワークの活動の中で代理人として立候補することが可能です。そのかわり議員報酬の資金管理は全て生活者ネットワークで行なわれ、議員報酬としては20万円(都議会議員も同じです)となります。でも、生活者ネットワークの議員報酬だけで生活していくことはとうてい無理な話です。
 結局、ここでも‘かばん’の問題がネックとなります。議員報酬が高いハードルになってしまうからです。

 いずれにしても、それなりに選挙活動をするとお金がかかります。「政治と金」の問題もそんなところから派生してくることなのかもしれません。市長選挙、都議会議員選挙、国政選挙となってくると、ますますその傾向が強まります。
 確かに候補者を知ってもらい、その政策を浸透させていくための選挙活動が必要です。しかし、そのためにとてつもなく多額のお金が使われていること、使わなければならないこと・・・・・やはり、このことが一般市民層の代弁者を政治の場に送り出しにくくしているように思えてならないのです。

投稿者 hisaka : 2006年01月15日

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