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2006年01月09日

成人式で・・・

 多摩市の成人式に出席しました。当事者たちの実行委員会により企画運営する方式で実施されます。今年のスローガンは「挑戦!全力でハタチ」。いいスローガンだなと思いました。

 テレビのニュースでも各地の成人式の様子が報道されていましたが、新成人たちのパフォーマンスぶりには手を焼いた地域もあったようです。このような話題は毎年のことですが・・・・。成人式を廃止するという流れもあるようです。

 さて、ご当地多摩市ではどうたったのか?と言うと・・・・。式典の前座として諏訪中学校の吹奏楽が演奏されました。都のコンクールで表彰されているだけあって、素晴らしい演奏でした。しかし・・・・会場のパルテノン多摩の大ホールは半分以上、90%くらい空席。市長、市議会議長をはじめとする来賓の面々が彼らの演奏に最大限の拍手を送っていたのですが、何とも言えない気分で私は舞台を見つめてしまいました。もちろん、会場の外(パルテノン多摩の正面玄関などは)はいつになくにぎにぎしく、晴れ姿の新成人たちであふれかえっていました。

 例年もそうだったのかもしれませんが、今回の成人式で私が特に目についたのは、民間警備会社のガードマンの方達。会場の辻辻に起立して‘見張り番をしていました。今までは気がつかなかっただけかもしれませんが、やたらと目について仕方がありませんでした。
 警備員を配置をしてまで執り行う成人式って・・・・と考えさせられました。

 それとともに、式典が開始をし、市長や市議会議長の式辞が述べられましたが、発言の前と終了後の拍手はとりあえずするものの、発言中のざわざわぶり・・・(これも私が出席した成人式では当然と言える模様ですが)は目に余るとさえ感じます。
 しかしながら、それにも笑顔を絶やさず、苦言を一言も発しない市長。その寛大ぶりというか、私はそのような寛大ぶりは不必要だと感じてしまいますが、一言も注意を与えないことにとても不思議さを感じました。議長はどちらかというと笑顔は出さず、淡々と準備をした式辞を読んでいたので却って、同情してしまいました。

 晴れ姿を楽しみし、成人式を心待ちにしている・・・そんな未成年たちがたくさんいます。そのことを考えると「成人式廃止」と簡単に言うことはできないと感じつつ、成人式を開催するためにも税金が開催されていることは頭に止めておきたいと思います。市民が、このような成人式の場を目の当たりにするとどんな風に感じるのだろう・・・・。

投稿者 hisaka : 2006年01月09日

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