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2006年01月06日

「チャレンジプログラム」

 年明け初めての「市民フォーラム'06」でした。市長選に向けて、数回に渡って政策に関する話合いをしています。私はここ数回、参加していなかったのですが、今日は最後のテーマの「福祉・医療」について意見交換しました。福祉や医療とはいえ、子育て、高齢者、障害者、地域福祉など、範囲がとても広く、議論を尽くすだけ尽くした・・・と思えるまでには至らないのが正直なところです。けれども建設的な意見が出たように感じます。

 ところで、私は最近、人それぞれの「チャレンジプログラム」をつくることができ、そしてそのサポートできる体制があればいいなと思っています。
 今日の意見交換の中でも「勝ち組負け組」という言葉が出ました。「負け組の人がやり直しができるように」という発想での意見でした。でも私は、いわゆる「勝ち組」とか「負け組」というのは、誰かの尺度によるものでしかなく、私にとっては、あまり意味のある区分けではないと考えています。何となく、相変わらず20世紀にもてはやされたお金、地位、名誉みたいなものが尺度になっているとしか感じられず、使いたくない言葉です。私は「負け組をどうするのか」という議論の仕方は好きではありません。そもそも何が負けで勝ちなのかがよくわかりません。

 私は、自分が自分の生き方を「肯定」することができれば、私はそれで十分だと思っています。そこで、私が思うことは「チャレンジプログラム」。私だけの主観に過ぎないかもしれませんが、「チャレンジできる」環境があることはとても幸せなことだと思っています。もちろん、無理難題を押しつけると言うわけではありません。自分なりにたてた目標を少しずつクリアしていく、徐々に目標値を高くしていけるような、ステップアップもしていけるような環境があると楽しいように感じます。
 そのために「チャレンジプログラム」をつくります。高齢者、障害者、若者、子どもたち、女性、そして男性・・・いろいろな立場にいながら、それぞれの人が「チャレンジプログラム」をたてられるような環境整備という視点から、現状を分析し、政策立案へと結びつけていったらどうかと思っています。
 これからの時代は、従来よりもさらに‘キツク’個人の「自立」、誰もが自立して暮らし、生きていくことが求められる時代です。変な言い方かもしれませんが、サバイバルレースなのです。レースと言えば、誰かと競争するという図がイメージされますが、自分一人のレースという意味です。誰もが、いつでも、どこからでも、自分のために組み立てることができる「チャレンジプログラム」というのが最近のキーワードの一つです。

投稿者 hisaka : 2006年01月06日

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