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2006年01月03日

今年の抱負

 2006年。4年間の任期もあっという間に3年が過ぎようとしています。私の任期もあと1年あまり。補欠選挙の時から考えると、ほぼ一期4年間をつとめあげることになります。これまでのことを少し振りかえってみると・・・・当たり前のことだと言われるかもしれませんが、政治の世界にはいつも「清濁合せ飲む」辛さがあります。自分が正しいと思っていることも、正しいと判断されないことが山ほどあり、その中で自分自身の考え方を貫き通すのがいいのか、少しは自分の考えに変更を余儀なくされても、一歩前進を取るのかどうか(もちろんそれが前進かどうかも人によって評価が異なると思いますが)・・・4年間で多くのことを経験した気がしています。

 そして、「議員は市民にどう役立つべきなのか。」ということも私は4年間ずっと考え続けてきました。4年間も議場の場にいると、挙手するしないという行動にも慣れてしまいつつありますが、自分の判断が市民の未来を決めることって本当はとても恐いことではないのか。冷静に考えれば考えるほど、実は「恐さ」を感じます。例えば、特に、私は予算(補正予算も含めて)の議決には毎回、緊張します。自分が見たこともないような大金の使い道を決めるわけなので、「本当にこれでいいのかどうか。」、最後には覚悟をして態度を示すことになります。反対することも大変かもしれませんが、賛成することの大変さを身にしみて感じている次第です。賛成した責任、もちろん反対した責任をどう議員は果たしてきたのだろうか・・・・私はまだその答えを明確に掴んでいるわけではありません。さりとて、多くの諸先輩の歩みをたどってみても正直言って、その責任の果たし方が明確にされている事例はないといっていいでしょう。最終的な責任はやっぱり議員を選ぶ「市民」に帰着していくのでしょうか。

 ただ、ただ、私が心から実感することは、目の前の利益にばかりとらわれていると大変なことになると言うことです。残りの1年あまり、議員活動5年目に入ります。悔いのないように過ごしたいものです。「未来を決定することの恐さ」・・・常にその緊張感を忘れずに活動していきたいと思います。これがささやかなる新年の抱負です。

投稿者 hisaka : 2006年01月03日

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