« 定例会4日目;一般質問 | メイン | (仮称)市民活動情報センターをめぐって »

2005年12月07日

定例会5日目;一般質問

 今日で一般質問がすべて終了しました。私は今日の2番目でしたが・・・市長の第一答弁、教育長の第一答弁から、予想外に思い通りの回答が返ってきてしまい、準備していた再質問(第一答弁を聞いた後に発言時間内で一問一等形式で質問ができます。)をする必要がなくなってしまい正直焦りました。そのくらい100点満点に近い、「優等生」の回答で、答弁の中で現状認識が正しく述べられていました。後から、第一答弁の内容を含めて、議会録草稿を確認しようと思いますが、現在の取組み状況で不十分なところは「不十分」として答えるべきだと感じてきましたが、今日の答弁ではそのことも含めて誠意を持った回答になっていました。

 今回のテーマである「発達障害者の支援」については、今年4月から施行された発達障害者支援法において改めてライフステージごと(乳幼児から成人期まで)に一貫した支援体制をすることが求められ、関係セクションの連携を図りながら支援プログラムづくりをすることが必要です。(もちろんこれは、いわゆる法で言う「発達障害者」だけに限らず、すべての障害者が必要としていることですが・・・。)その体制づくりをしていきたいという前向きな姿勢が見られたと思います。市長もそれについて積極的に取組んでいく姿勢を発言していました。 
 今、色々な場面で「ネットワーク」とか「連携」の重要性が語られていますが、結局、ネットワークを作ったとしても、その仕組みをマネジメントする「人」がいなければ、機能不全に陥ってしまいます。この質問のために視察をした滋賀県の湖南市では「人」の配置に成功していた事例だと言えます。学校現場にも顔がきく(介入できて、物を申せる人)人をネットワークの要に置いたことで、福祉部と教育委員会の連携が円滑に進むようになったと聞いています。
 
 今日の質問のために、関係部署にさまざまヒアリングに行ったのですが、どこの担当者も「ネットワークの必要性」は十分認識しているにも関わらず、その認識がきちんと共有されて課題解決に進んでいかないことにちょっぴりの憤りと、残念さを感じてきました。そのことを質問のやりとりで少しは伝えられたかなと思います。答弁どおりの前向きかつ積極的な取組みをきちんとカタチにしてもらいたいと期待しています。

投稿者 hisaka : 2005年12月07日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1043