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2005年12月01日

12月定例会はじまる

 今日から定例会です。今朝は市長から8時45分に集合してもらいたいとの依頼があり、議長、副議長そして各会派代表が集まりました。「緊急報告事項」の内容はアスベストの問題について。武道館は本日より休館します。再会の目途はたってません。
 とりあえず、武道館他の施設について調査結果が判明したところで、健康調査などへの対応までは十分に体制が整備されていない状況です。おそらく数日のうちに相談体制ができてくると思います。問い合せは今のところは「エコプラザ多摩内環境推進課」になっているみたいですが、調査結果への問い合せには対応できたとしても、健康に対する不安や心配などについて適切な応答ができるかといえば、環境推進課だけでの対応は難しいかもしれません。早急に相談窓口の明確化をしてもらいたいと意見を述べておきました。

 さて、今日はまずは行政報告で「永山駅前雑木林」の件については、改めて緑地保全の方向性が示され、都市再生機構との価格交渉を早急にまとめていきたいとの決意が述べられました。市長のせっかくの決意を無にしないためにも、そして市長の決意を後押しするために「永山駅前雑木林を守る会」では明日の午後、2度目の駅前署名キャンペーンを実施します。現段階で約5,200筆の署名が集まっています。もっと‘輪’を広げていきたいと考えています。
 市長は雑木林の保全についても市民協働で行なってきたいと方針を述べていましたが、これには全面的に賛成ですし、「守る会」ではその下地づくりを目指して活動しています。昨日の活動報告にも書きましたが、「雑木林探検ツアー」は希望者があれば、いつでも実施できる受け入れ体制がありますので、事務局までお問合せ下さい。

 今日の一般質問では「男女共同参画推進条例」を策定すべきという主張について、従来の「制定する意志はない」という態度から一歩前進で「最優先課題ではないけれど、全く策定する意志がないというわけではない」との姿勢が示されました。ちなみに、なぜ制定する意志がないかと言うと「理念条例は実効性が薄い」というのが大きな理由だったと思います。「精神的な条例は不要」という態度がいつも示されていました。
 また、「男女共同参画」という問題に対する議場での関心は薄く・・・・むしろ冷たく、「女性の方がずっと強いよ。」」などと実感たっぷりと漏らす男性議員が少なくありません。そういう声を聞くと、よっぽど家の中で肩身の狭い思いをしているのだろう・・・と思ってしまいます。
 
 それにしても、今までは「精神的な条例は策定しない。」という方針でしたが、ここに来て、市長の態度が一転したことはちょっとした驚きでもあります。同時に、私の頭の中には同じく「精神的な条例の部類かな。」と思える「安心安全まちづくり条例」が思い出されました。こちらの条例にはどうやら市長は前向きのようですので。


 でも、議員が行政に対して「条例をつくるべき。」と主張をするのもそろそろやめるべきです。議会の立法機能をフル活用すべく、議員提案権を生かして条例提案していく道を考えることが本来的です。特に理念条例の制定を考えるのであれば、議会で多いに議論をし、まとめあげていくことが理想的です。行政にばかり条例提案を求めていく姿勢では、「自治基本条例が求めている議員像にも馴染まないなあ・・・」・・・これは最近、私がつくづく感じ、反省していることです。

投稿者 hisaka : 2005年12月01日

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