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2005年11月21日

多摩のいまと未来

 来年4月には市長選挙があります。それに向けて、「市民フォーラム06」というグループが発足しています。私もこれに参加しています。今日は第5回目の話合いがありました。毎回約20名ほどの人が集まり、現在の市政に対する意見交換をしながら、来春の市長選への取組みを目指しています。さて、この会では来週の水曜日、11月30日(12月定例回直前!!)にシンポジウムを予定しています。ぜひ、多くの方にご参集いただきたいと思っています。また、詳細はシンポジウムで公表する運びになっていますが、市長候補を公募することが決定しています。
 「多摩のいまと未来」を語るのがシンポジウムのテーマです。響きはとてもいいのですが、非常に難しいテーマです。問題点だけを指摘するのではなく、フォーラムとしてどんなことが提案出来るのかがポイントだと考えています。


 ところで今日は、「永山駅前雑木林を守る会」のミーティングもありました。明日、市議会に署名を添えて請願を出す予定になっています。今日も出席者は15名ほどいました。先日の、駅前でのキャンペーン(署名活動)がとても好評だったので、12月2日金曜日(15時半より17時半)にも再度実施することになりました。

 実は先週の金曜日、当該雑木林の観察を兼ねて下草などの掃除をしようという計画がありましたが中止になりました。事前に都市再生機構の了解を得るべく、連絡をとったところ「管理者の責任として都市機構が行なうので・・・」という回答をいただき、結局は「立入禁止」を言われてしまったからです。
 これについては、「都市機構が意地悪をしているとしか思えない。」という意見まで出されました。今まで数十年間も放置をしておきながら、この事態になって、既に雑木林に杭がうたれ、柵工事への準備が着々と進んでいます。「安全性」を問題にしているようですが、下草を刈り取り、見通しが良くなり、以前よりも格段に安全になったのに!!・・・・都市再生機構の行動が本当に不思議だという見方が多いです。つまり、都市再生機構が急に雑木林の手入れ(手入れにはなっていないけれど)をし始めて、安全対策のために柵工事をしているという行動が滑稽に見えて仕方ない・・・というのが長年近隣に住み、雑木林をみてきた住民の素朴な意見なのです。

 さて、市長が既に買い取ることを決定しているのに、どうして議会に請願を出すのか・・・・という意見もありますが、市長の決定は市長の決定、議会の決定は議会の決定で、別に考えるべきですし、市長の買取り交渉を応援するためにも市民の署名を一筆でも多く集めようというのが守る会としての姿勢です。
都市再生機構は10月末に開催された永山ハイツ住民自治会との意見交換の中で「経済性を考慮する」という話をしていたそうです。これが市長が買取り交渉をするとはいえ最も懸念されている事項です。楽観は出来ない、、、という危機感が募っているのは、「経済性考慮」という都市再生機構担当者の発言があるからです。

 また、 この雑木林については、行政の担当者には「開発すべきだ」という電話がかかってくるという報告もありました。


 駅前で署名活動を実施した感触では、多くの市民は雑木林として保存してもらいたいという願いを持っていることを改めて認識させられた・・・という感想のほうが強いです。
 当該、雑木林は外からの景観だけではなく、中に入り散策をすると、一段とその素晴らしさが味わえるとのことです。(ただ、あまり多くの人が中に入りすぎると雑木林が荒らされることにもつながりますが・・・)そこで、雑木林散策ツアーなどの企画案も出ています。
 かねてから「雑木林を親しむ会」を結成して、楽しんできた住民の方は「尾根や谷など、地形が本当に上手く出来ている」とおっしゃっていました。(ただし、今では・・・「たぬきちゃんのプライベートがなくなってしまった・・・。」と冗談も出ていましたが、雑木林は永山ハイツ側から駅が見通せてしまうほどにスカスカです。)

 「多摩のいまと未来」を考えた時、「みどり」の問題もとっても気がかりなことです。開発よりも保全が優先されるまちづくりが進んでほしいものです。

投稿者 hisaka : 2005年11月21日

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