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2005年11月14日

PRされていない催し

 夜、パルテノン多摩で会議があったのですが、今日は大ホールでも何やら公演があったようです。大ホールのガラス扉越しには民族衣装を着ている外国人の姿が大勢見えたので、一体何があったのかとしばらくみていました。するとポツリポツリと観客が会場内からでてきました。
 
 私がぐずぐずと入口付近を見ていたためか、「もったいないよね。」と話しかけてきた高齢の男性の方がいました。彼は私も大ホール会場の観客のひとりだと勘違いしたようで、「すばらしかったのに、残念だよね。100人くらいしかいなかったよ。大ホールはガラガラだった・・・・というのです。」
 そこで、私も「すみません。私は別の用事だったんですよ。今日は何があったのですか?」と尋ねると「シルクロードの踊りだよ。」と言うのです。彼によるとエイズのキャンペーンで行われたということ、それから無料ということがわかったのですが、先ほどパルテノン多摩HPの全催し案内で今日の公演のことを探してみました。ところがどこにも載っていないのでした。
 それにしても何のための公演なのか疑問だった(パルテノン多摩の掲示板に貼ってあったポスターに「オープニング公演」と書いてありましたが、その理由がわからなかったのです。一体何のオープニングになっているのかな?と疑問でした。)ので、彼がポツリと漏らしていたエイズのキャンペーンというものをキーワードにして、再びインターネットで調べてみました。その結果、おそらく、今日の公演は「大シルクロード音楽舞踊祭」だったと思われます。今日からこの舞踊祭が始まるので、今夜の公演がオープニングになり、無料だったのかとわかったのでした。

 さて、この公演を無料でみることができるなんて・・・その点ではもっとPRをすれば、もう少しマシに会場がほどよく混んだかもしれません。私もこのような公演があるなんて知りませんでした。全く馴染みがないシルクロードの舞踊ですが、‘無料’であるなら、ちょっとは見てみたかったな・・・と思いました。出演者の方々も、できれば会場にたくさんの観客がいるほうが演技にも熱が入ると思いますし・・・・。「ガラガラだった」なんて本当にもったいないです。PRの仕方次第で人は集まった気がしました。
 

 ところで、昨日まで「身のまわり環境地図展」というのが市民ギャラリーで行われていました。これは小中学生がそれぞれの視点で調査をし、作成した地図の展覧会です。多摩市内の高齢化、ワンワンパトロール、コンビニ、公衆トイレ、リサイクルボックス、文化財、街路樹、クリームパン(市内のパン屋さんのクリームパン調査。これはとっても面白い!できれば私は‘あんぱん’も知りたかったけれど)などなど・・・。とても見ごたえのある展示でした。

 
 実はパルテノン多摩のHPには載っていない、つまりはPRされていない催しがあるようです。シルクロードの舞踊にせよ、身のまわり環境地図展にしてもそうです。市民がお金を払わずしても楽しめるような企画をもっと発信してもらいたいものです。パルテノン多摩に親しみを持ってもらうことは「市民のためのパルテノン多摩」にしていくための課題のひとつです。
 特に市民ギャラリーでは、結構色々な展示が行われています。もう少しPRを工夫すればいいのです。市民ギャラリーでの催しなどがHPではあまり詳しくありません。でも、市民がふらっと立ち寄っても、気軽に楽しめる何かがパルテノン多摩にあると伝えるのは大事なことかと思います。
 市民にとって敷居の高すぎるパルテノン多摩というイメージを解消していきたいものです。

投稿者 hisaka : 2005年11月14日

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