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2005年10月13日

雑木林を守る会・進捗状況など

 永山駅前の雑木林を守る会の会合があったので、参加しました。この会の代表者が決定しました。多摩市民環境会議などでも活躍されている浅井さんです。永山ハイツ住民でもいらっしゃいます。
 さて、昨日あたりは雑木林にショベルカーのような工事車輌が到着していたようです。草刈りなどをしていますので、大量に発生した「草木枝」を回収するための道具?・・・かもしれませんが、こんなに状況的にはピリピリしている中で、ショベルカーが来るとそれだけで不信感が募ります。私は今日は駅側から雑木林を眺めてみたのですが、ずいぶんとサッパリしてしまったと思います。ひつじ牧場で毛の刈られた羊がいますが、そういうイメージです(ちょっと極端?!)。
 今日の報告では今週土曜日には「雑木林を楽しむ会」が永山ハイツの集会所で会議を持つことや今月末に都市再生機構が永山ハイツ管理組合との意見交換会をする予定になっていることが報告されました。土曜日の「雑木林を楽しむ会」はこの事態を受けて、俄仕立てで結成された会ではなく、こちらも永山ハイツ住民の方が中心になり、従来から活動を続けている会です。14時からの会合には市民で関心のある方にも集まってもらいたいとのことでした。
 都市再生機構が住民に示した素案(機構側はあくまでも一例に過ぎないとしているようですし、確定したわけでもない・・・と説明しているようですが)をきっかけに広がっている波紋ですが、これを契機に、多摩市内全体の「みどり」の問題を考えていくような流れをつくれる可能性が大きいです。永山ハイツ住民だけの問題ではなく、多摩市全体の問題もあるという認識が今日の会合に集まってきた市民の方々で共有されています。私も個人的には多摩市のまちづくりの流れを変えていけるかもしれないと期待しています。
 現在の市内の状況としては、超高層の大型マンションが至る地域で建設され(もしくは建設予定で)、そしてミニ開発される地域も増えてきました。開発することを全部否定するわけではありませんが、行け行けドンドンで人口増を願った開発が進められている傾向が強いです。市長は人口増を狙ってか住宅の建設を進めていますが、多摩市の状況を見ると住宅が建設されているわりには人口も世帯も微減傾向が続いています。この状況に市長がどう考えているのかは明らかにされていません。ちなみに前にも書いたかもしれませんが、多摩センター地域に完成済みの新規分譲住宅ですが市内での移動が半分以上ということがわかっています。

 「みどりを守る」というのは、ある特定地域だけの問題ではありません。大げさかもしれませんが、多摩市のみどりを守ることが多摩市だけの問題でもないように、今回の雑木林を守ることが、特定の狭いエリア、言ってみれば永山地域だけの問題でもないのです。
 いい方向に事が進むことを願って、活動に関わっていきたいと思っています。 

投稿者 hisaka : 2005年10月13日

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