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2005年10月03日

雑木林を守る

 昨日、パルテノン多摩で開催されていた「環境フェスタ2005」に足を運びました。多摩市民環境会議が主催です。市民による循環型の暮らしづくりがテーマでした。この週末は小学校の運動会やら、地域のお祭りやら、イベントが目白押しでした。そのために参加者がいまいち少なかったのが残念ですが、シンポジウムの内容や展示など、とても充実していました。
 ちなみに、「エコライフ度」のチェックは結構参考になります。毎年私もチェックしながら自分の生活を見なおしてみるのですが、「エコライフチェック」のなかで私が相変わらずできないのが「シャワーの流しっぱなし」「食器洗浄の時の水の流しっぱなし」。ライフスタイルを変えることなしに環境問題を語ることはできず・・・また心を入れ替えて、「心がけ」をしたいと思いました。
 「環境にやさしい生活」というのは難しいことではありません。簡単に取り組めることから進めたいものです。例えばレジ袋の削減の取組みから。今週末の5日水曜日は「レジ袋NOデー」。そして多摩市内で行われる「ノーレジ袋キャンペーン」は今週8日土曜日(正午から1時までがイトーヨーカドー(多摩センター)、2時から3時がグリナード永山(永山)、4時から5時が京王ストア(聖蹟桜ヶ丘)の予定)に行われます。ごみの減量に取組んでいる市民の方が中心となり、行政職員と協力をしたキャンペーン活動を展開します。最近はコンパクトなマイバックも登場しています。マイバック持参でのお買い物スタイルを広げてきたいものです。
 昨日のシンポジウムでは「昔は買い物篭を片手に、買い物に出かけた。」という話がありましたが、「買い物カゴ」と言ったら、スーパーマーケットに置いてあるもので、家から持って出かけるという発想がないなあと感じました。


 さて、今日は永山駅前の緑地開発のことについて意見交換会をしました。先週の金曜日、実は市民の方とともに公団の職員が当該緑地(雑木林)の自然環境調査を行っています。約1時間ほど、タマノカンアオイ探しと植生観察と草刈り、伐採作業の進捗状況の確認を行ったようです。その報告によれば、「タマノカンアオイ」については見る術もなく、すでに犠牲になっていたものが多数あると言うことです。
 都市再生機構側はニュータウン事業を来年3月に終わらせるわけですが、それまでにとにかく売却の目途をつけたいとのことで、民間でも多摩市にでも購入してもらいたいと漏らしていたそうです。市が購入できないのであれば、‘やむを得ず’他に売却しなければならないとか。
 ちなみに、既に当該土地の測量が終わっているそうです。ここは大きなポイントとか。測量が終わっていれば、あっという間に売却までの手続きを進めることが出来るとの話をききました。つまり、都市機構では着々と売却の準備を進めていて、あとは看板を立てるだけ・・・ということでしょうか。でも、今年度の都市再生機構の土地処分計画に当該土地は入っていないとのことで、それだけ急浮上の開発計画。何が都市再生機構をそんなに急がせ焦らせているのでしょう。
 
 それから、都市再生機構は、グリナード永山から永山ハイツへの歩道橋の途中右側の階段を、「維持管理のため」とかで、1~2ヶ月のうちにつくり直すと予定らしいです。
 この件では市長も「緑地を守りたい」という考えを述べていますが、しかしどこまでその言葉どおりに動いてくれるのか未定です。都市再生機構の急ぎ方を見ていると、それにしっかりと追従していくには、多摩市の意思決定もそう時間をかけていられる問題でもありません。都市再生機構は多摩市との間で土地処分をする際のルールを約束しています。しかしながら、今回はそのルールを無視するような進め方。それについても疑問です。「都市再生機構のフライング」なのでしょうか。現状を見聞きする限りでは「フライングであって欲しい」と願うばかりです。
 議会としても超党派の議員でネットワークで、当該雑木林を守るための取組みを進めていきたいと考えています。 

投稿者 hisaka : 2005年10月03日

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