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2005年09月16日

決算特別委員会始まる

 今日から決算特別委員会が始まりました。行財政再構築元年だった昨年度、市長は多摩市の「お金がない状況」については、さまざまな機会を捉えて市民に対して説明をしてきたと述べていました。確かに、市長はいろんな場面で挨拶を求められることが多いわけですが、そのたびに「お金がない」ということを宣伝して歩いているという印象を持っています。嘘をつく必要はないけれど、いつでもどこでも「お金がない」と言うことを聞かされる市民にとっては「聞きたくない!」という声も大きいです。
 もちろん、今日市長の発言どおりに、自分自身の宣伝効果により、ずいぶんと市民の中にも理解が広がってきて、励ましの言葉ももらっているようですが、あまりにも「お金がない」と言われすぎて嫌気がさすと感じている人も少なくありません。

 今日は総括質疑と歳入の審査が行われましたが、一年間を振りかえった総括では問われていたのは「市長の情報共有」のあり方だったと思います。その象徴的な出来事は結論的には3月の予算否決ということに結びつくわけですが、そのことを市長がどのように受けとめて現在の努力を積み重ねているのか・・・私にはその努力が未だ感じることができないのは本当に残念なことです。

 決算の審査はとても大事です。今日については、「歳入の自治」ということからしても、もう少し、「歳入」に対する質疑の時間が欲しいところです。私の会派では20分が持ち時間。総括質疑でも、ある程度の時間が必要なので、歳入で発言できる時間的余地はほとんどありません。
 全部で5日間の決算特別委員会。2日目から4日目までは分科会です。分科会における発言時間は一人23分です。その時間を有効活用したいものですが、「議論を尽くす」議会という私のイメージとはずいぶんとかけ離れている状況に置かれているなあという思いは募るばかりです。

投稿者 hisaka : 2005年09月16日

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