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2005年09月01日

本日から定例会が始まりました。

 今日から9月議会が始まりました。市長の行政報告などの後、さっそく一般質問が始まりました。ちなみに私も今日の2番目に発言をしました。自治基本条例の施行後の市長の取り組み姿勢にたいする質問をしました。思いがあって自治基本条例を制定したのならば、それなりの取り組みをしてもらいたいと感じていたからです。
 自治基本条例は、正直なところ小難しい条例で、この条例は何のためにあるのかがわからないという人もたくさんいます。この条例に対する市民の理解を広げていくことには時間がかかって当然です。しかしながら、その中でどんな取り組みをしていくのかが問われます。自治基本条例では特に「情報共有」の重要性を謳っており、市長も市民との対話を大事にしていきたいと常日頃強調しています。その言葉どおりにもう少し努力をしてもらいたいというのが私の考えです。自治基本条例ができたのなら、なおさらです。直接市民と意見交換する場としての「いいまちつくり対話」、また一方的かもしれないけれどホームページでの「コラム」「メッセージ」など、市長の声を届けるような取り組みの実績を見てみると、条例制定前と制定後でほとんど変化も無く、むしろ後退している?と見受けられるものもあります。もちろん、先日「市長説明会」を開催しながら、市民の声を聞いていくという取り組みをしていることは私も認めるところですが、政策などへの意見を求めるような説明会の開催は、「自治基本条例」の範囲内での取組みだと言えます。私が市長に求めるのは、それ以外にできる市長独自の取り組みのことです。言ってみれば、職員の力を借りなくてもできることです。
 でも考えてみれば、市長という立場だと市の公式HP、市の広報でメッセージの発信ができます。それこそ、それを活かさない手はないはずです。有効にメッセージを発信することが可能なはずです。


 ところで、今日は市長の憲法に対するスタンスが初めて明確にされました。市長は前文の恒久平和や憲法9条については堅持すべきと言う立場とのことです。しかしながら、いわゆる現代になって新たに重要性が言われるようになった権利(一番言われているのは「環境権」)なども現行憲法に加えていくことは必要なことで、改憲することには反対しないということでした。憲法9条が改正されたとしても後者を選ぶのかどうかまでの見解を聞くことが出来ませんでしたが、今までのようにあいまいな回答ではなく「政治家としてスタンスを明らかにする」という前置きがされた点では、非常に新鮮な答弁ぶりでした。

投稿者 hisaka : 2005年09月01日

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