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2005年08月26日

政務調査費の情報公開で

 市議会ウオッチングの方とお会いしました。先般、市議会各会派の政務調査費の使用状況について情報公開をしたところ、私たちの会派が約60万円近くも返納しているという事実が明らかになり、それに対して「政務調査費というのは、市民が議員の活動に対して支払っているものなんだから、もっと積極的に使用していいのではないか。」というご意見をいただきました。他の会派でも返納しているところがあったようですが、その額は少額とのことです。私たちの会派の不使用状況が目立ちすぎており、「何も活動をしていないのではないか」と誤解を受けるかもしれないと好意的には助言をいただいたと感じています。

 さて、政務調査費の使用状況については、その内容を詳しく分析してみると、他自治体に視察などに行っているけれど、そのことをどのように市議会の活動に生かしているのかが見えにくかったと言われました。必ずしも視察先で学んできたことを市政の場で活用できるとも限らないわけですが、それならばそれとして、しっかりとその理由なども含めて視察報告書に書くべきではないかというご意見でした。
 市議会ウオッチングの方々で各会派から提出されている視察報告書などを見る限りでは、「民間企業では書き直し。」になってしまうレベルだとのことでした。私たちの会派からも視察報告書を出していますが、どのような視察報告を行うのかについては特に決め事もないために各人に任せられているのが現状です。少々内容がお粗末に感じられたということでは、説明責任が求められる時代に応えられる視察報告書のあり方を検討することも必要かもしれないと感じました。

 政務調査費の情報公開については、領収書までもが対象文書になっており、以前に比べれば透明性が向上しています。それは事実です。しかし、税金の使い方に市民が求める透明性のレベルにはまだまだ到達していないのが現状です。
 

投稿者 hisaka : 2005年08月26日

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