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2005年08月22日
ブックナビ
先般、教育委員会が「ブックナビ」を公表しました。小中学生の読書に役立ててもらうために作成されたものです。この内容はなかなか優れていて、市長や教育長の「私の1冊」という推薦図書、そして市内31の小中学校の図書館司書と校長から、それぞれお勧めの本を1冊ずつ選び出し、推薦文とともに紹介したものがまとめられた冊子です。ちょうど、今の時期は夏休み。読書感想文の宿題がある小中学生には、本選びの際にはぜひとも参考にしてもらいたい冊子です。目を通すだけでもなかなか面白いですし、それぞれの司書、校長先生の視点もわかります。
ところで市長と教育長のオススメの本は・・・
市長は「若いあなたへ!」千葉敦子作(中学生向き)
教育長は「モモ」ミヒャエル・エンデ作(高学年向き)
選書とは、選んだ人の感性が表われるものです。「なるほど、市長が選びそうな本だ・・・・」と納得したのですが、教育長には意外な感じでした。「モモ」はファンタジーな世界から、せせこましく生きている今の時代に鮮やかにメッセージを伝えてくれる物語。映画化もされましたし、エンデの代表作でよく知られている1冊でもあります。
私も初めて「モモ」を読んだのは小学生ぐらいでしたが、数年前、就職してから読んだときの方が感動も大きかった記憶があります。この物語は本当に奥が深くて、むしろ大人にも読んでもらいたい本ではないかと思います。大人が頭を冷やすにもぴったりの一冊だとも言えるでしょう。
それにしても教育長が「モモ」を選んだ理由をいつか聞いてみたいなと思いました。それから、せっかくの「ブックナビ」ですが、ホームページなどでも紹介してもらいたいですね。PRがいまいち不足しているようにも感じています。
投稿者 hisaka : 2005年08月22日
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