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2005年08月17日

ナナメの関係

 NPO KATARIBAが来月主催するイベントへの参加依頼をを受けました。今日はメンバーの大学生が、イベントの趣旨やカタリバの活動内容等の説明のために訪問してくれました。
 カタリバは主に高校生を対象として、少し年上の大学生が「カタリ場」という授業を行います。自分たちの高校生の時に「教えてほしかったこと」ってなんだろうか・・・・高校生の少しだけ先輩として語れることがあるのではないかというのが活動のきっかけです。首都圏を中心に展開している「カタリ場」は好評のようです。
 彼ら、カタリバのスタッフは高校生たちにとっては「ナナメの関係」なんだそうです。先生ではなく、両親というような「タテ」でなく、友人たちという「ヨコ」ではなく、ちょっと年上の「ナナメ上」にいるような存在というわけです。「他所度の高さによる利害関係の少なさと『少しだけ上』という世代の近さが「ナナメの関係」の有用性だということに説得力がありました。特に「直接利害関係のない第三者」ということには納得しました。

 「直接利害関係がないナナメの関係」を持つことは高校生に限らず、誰しもに有益だと思いますが、社会人になると、そのような関係をつくりづらいように思います。とりわけ「議会」というコミュニティの中で、「直接利害関係」を考えないちょっと年上を探すことほど難しいことはない・・・というのが私の実感です。いずれにしても身近なところで「目標」にできる、もしくは「目標」にしたいと思えるような存在に出会えたなら幸運!と言えるのではないでしょうか。

 ところで、今日、来てくれた大学生たちに「身近に感じる」と言われました。これは、とてもうれしいことですね。その意味では私は大学生にとって、まだナナメの関係で位置付けてもらえるのかもしれません。私は毎年毎年、一つずつ歳を重ねていくわけですが、大学生と言うのはいつも「18から22歳前後」なので、年々歳の差を感じているからです。「議員をやってみたいを将来の選択肢にしてくれる若者」が増えてくれるといいわけですが・・・・。

投稿者 hisaka : 2005年08月17日

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