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2005年08月02日

市民説明会の開催状況は?

 多摩市の公式ホームページに「ごみの現状とこれからの取組み」の市民説明会について、改めて掲載されていました。それには、これまでに開催した説明会への出席者の人数も公開されていて、今までに約300人強の参加者がいることがわかります。7、8月の2ヶ月間の説明会は、各地域の拠点施設にて開催される予定で、その後10、11月には各町内会や自治会、管理組合などに個別に説明をしていく方針が示されており、その際には役所の総力を挙げて市民に説明会をしていきたいと考えているようです。秋の個別説明会に向けて、ごみ担当の職員以外もこの問題を理解し、市民にしっかりと説明できなければならず、現在開催されている説明会には職員の参加も見られると聞いています。この約300人の中には職員の数はカウントされているのかいないのか・・・?確認事項の一つです。

 ごみ行政というのは、私たちの生活にとって「ライフライン」と同じくらい重要で、行政サービスとして必要不可欠なものだと考えています。この説明会の開催状況、参加者数も含めて、どのように捉えていくのだろうか・・・先日の市長との意見交換では説明会でのアンケートでは、ごみ問題解決のために導入されるごみの有料化に対して概ね理解を得られていると言うような話がありましたが、私は本当にそうなのだろうかと思います。私の身近にいる人は市の説明会で「ごみの減量に努力している人が報われる仕組みとして有料化導入を説明しているけれど、努力している人にとっては有料化されることの方がよっぽど迷惑。」という声も聞きます。また、これは「なるほど、そういうこともあるんだ。」とビックリしたのですが、昨年に有料化を実施した八王子市に住んでいる学生などに話しを聞くと「ごみをコンビニに捨てに行く。」とか「学校に捨てに来ている人もいる。」とのことです。

 ごみの有料化をしてどこまでごみを減らせるのかについて「15%」という目標を掲げているということは活動報告の中でも何回か書いているわけですが、お隣の稲城市の実績(16%減)を鑑みて算出したと言う目標の立て方にもまずは疑問符ですし、私自身はもう少し高い目標を掲げてみてはどうかとも感じたわけですが、これに対して市長は「多摩市はダストボックスの廃止をしてまずは一定のごみ減量化に成功しているので、さらに減らしていくための努力で15%。つまりダストボックスの廃止の時から考えると15%以上のごみを減量させたという風にも考えられる・・・・」というような説明がありました。
 そして、「15%の減量は、それほど難しくないです・・・。」というような論調で説明をされればされるほど、「だったら有料化をしないで、市民のごみ減量の努力をとりつける。」ことは本当にできないのか?という風にも感じます。

 多摩市の公式ホームページにはごみ問題に関して掲載データなどが増えました。それから、「ごみから変えよう!環々学々の会」というごみにした環境問題に取組む市民のグループがが発行している情報誌「けせらん・ぱさらん」の最新号も発行されていますが、ここにも市民説明会に関する意見が掲載されています。公民館などにも置いてあるとおもうので、ぜひ一度ご覧いただければと思います。

投稿者 hisaka : 2005年08月02日

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