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2005年07月28日

市長との意見交換会

 定例会前の会派ごとの説明会を全議員合同での説明会に変更し、そのかわりに会派ごとに意見交換会をするという名目で、次の定例会に提出される案件や、現在進捗中の重要事項などなどの説明を受けました。特にごみの有料化問題公共施設の使用料設定のことを中心に意見交換をしましたが、意見交換と言っても、今日の意見が今後どのように生かされるのかについて、それほど大きな期待を持つのはやめようと考えています。
 ごみの有料化については、一番気になっていたごみの減量目標15%という数字が何を根拠にしているのかを知りたいと思っていましたが、これについては稲城市で有料化をしたら約16%ほどごみ減量できたと言う実績を参考にしたそうです。「・・・・あっ・・・・そうだったの・・・・。」というのが感想です。

 今日の収穫?は住民基本台帳の閲覧制限をする方針がいよいよ確定し、条例化されることになったとの報告でした。9月議会で条例が提案され、可決されれば11月から条例が施行される予定です。大量に送りつけられるダイレクトメールから、最近は住民基本台帳を閲覧による犯罪まで発生するという事態になっており、「原則公開」になっているものの閲覧制限を講ずる必要性は議会においても話題になっていました。
 まずは閲覧手数料を値上げすることで閲覧希望をなるべく減らす方向にしていくことを考えたわけですが、それだけではやはり対応が万全とは言えないわけで、昨年度においても閲覧申請団体180団体のうち市場調査会社、民間企業は158団体、さらに閲覧目的でも市場調査、ダイレクトメールの発送が146件にのぼっています。住民基本台帳の閲覧で獲得できる情報がいかに有効であるのかを物語っている数字だと感じます。新たな条例では「商業目的のための閲覧請求の拒否」ができるようになります。
 すでにこのような条例は佐賀市などでも制定されており、個人情報保護の観点からも今後、各自治体にも広まっていく仕組みになるのではないかと思います。

 それから今日は市長に学校給食のことについても尋ねてみました。市長は給食センター方式と自校方式についてどのように考えているのかと言うことです。今、小学校の建替え問題の中で話題になっていることだからです。市長は「自校方式にできる可能性もある」と言っていました。市長の構想の中ではNPOなどと協働するという考えがあるようです。しかしながら、私は一言だけ言っておきました。市長は食材購入などについては給食センターと合同で購入することでコスト減を工夫できると考えているようですが、「食」にこだわりをもちながら活動をしているNPOなどでは原材料からものすごく選別するので、食材にかかる経費を削減するのはそう簡単なことではないということです。NPOに任せるということはそこにNPOのミッションをやはり大事にする必要があるわけで、その上での協働を考えているのかどうかは少し疑問でした。いずれにしても早くメラミン食器から強化磁器食器への変更をし、環境ホルモンの危険を取り除きたいものです。

投稿者 hisaka : 2005年07月28日

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