« 多摩センター駅出張所 | メイン | 自治基本条例1周年キャンペーン »

2005年07月21日

たま・まちせん

 今日はニュータウン地域の「住み替え」のことについて、専門家の話しを聞きに行きました。NPO法人多摩ニュータウンまちづくり専門家会議(たま・まちせん)の代表の秋元さんです。秋元さんは市内で建築研究所を開かれています。ちなみに明日、たま・まちせんの木曜サロンが開催される予定です。
 ぜひ、たま・まちせんのホームページをご覧いただきたいと思いますが、設立趣意書にあるように

 『私たちは、ニュータウンを愛する生活者の一人として、また、地域で活動するまちづくりの専門家として、住民のニーズを汲み取り、地域の様々な課題を解決するため、地域住民との協働によるまちづくりに取り組むことを目的として、「多摩ニュータウン・まちづくり専門家会議」(略称「たま・まちせん」)を立ち上げました。』

 「ニュータウンを愛する生活者の一人として」・・・本当に発揮される‘まちづくり’の力はここから生まれるのだと感じます。ニュータウンの住民としても、そして、もちろん「専門家集団」という点からすれば行政にとっても心強い見方です。公団や東京都よりも真剣に、この‘まち’の未来を考えてくれていると感じます。

 結局、秋元さんの話しで最も強調されていたことは「自分たちから動かないと行政を変えることは出来ない(ここには公団なども含みますが・・・・)。初めから、行政に期待はしない・・・というスタンスが大事。」ということでした。これは確かにその通りだと思いましたが、「自分たちで動く」という時に、まずはその動き方さえわからないという場合も少なくないと考えます。だからこそ、そこに「たま・まちせん」のようなサポート隊が果たす役割が大きくなってくるのでしょう。そう思いました。
 そしてもう一つ。住宅政策についても公営住宅の役割等を中心に話しをしてもらいましたが、現在、国土交通省では「新たな住宅政策に対応した制度的枠組みはいかにあるべきか」報告案に関しての意見募集を行っていることを紹介していただきました。これはかなり膨大な資料なのですが、さらりと見た印象から言えば、かなり専門的な様子で、資料なども含めて最後まで読めるかどうかが心配になってきました。
 こういうものにパブリックコメント(意見募集)を行うとのことですが、一体、どなたから意見を募集したいのかしら?・・・と素朴に感じてしまいました。

 ニュータウンの問題にも関係がありそうです。ぜひ、「たま・まちせん」の皆さんをはじめとして、行政の皆さんにも国の政策に対して意見をビシバシ、ドシドシと投げてもらいたいものです。

投稿者 hisaka : 2005年07月21日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/943