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2005年07月11日

選挙の総括・・・

 先日終了した東京都議会議員選挙を総括するために会議をしました。今回、南多摩選挙区で生活者ネットワークの候補者が当選した理由について、やはり「民主党が候補者の擁立を見送ったこと。」が勝因の大きな要素だろうという話になりました。
 というのも生活者ネットワークは全部で10名の候補者を擁立しましたが、当選したのは3名、選挙前の6議席からの半減という厳しい結果でした。そのことについて少し分析をしてみてわかることは、やはり生活者ネットワークという組織単独で都議会議員選挙レベルを戦うことが難しいという事実です。地域によっては民主党の推薦もとりつけたところもありますし、南多摩選挙区でも選挙戦を通じて民主党推薦をアピールしてきました。しかしながら、民主党公認候補がいる選挙区にて民主党推薦を主張してもそれほど大きな効果はなかったようです。そのことは一目瞭然、選挙結果を見たらわかります。

 選挙の時には「公約」を掲げます。生活者ネットワークでも政策を提示してきました。その政策を実現するからこそ評価されるのだと思っています。その意味では、前回の都議戦で6人擁立全員当選を果たした以後の生活者ネットワークの都議会での活動に厳しい評価が下されたと言えるわけです。評価があり、今後への期待も加味されて「一票」につながっていくからです。
 さて、南多摩選挙区で当選を果たしたことについて、まずは安堵の気持ちがあります。しかし、これからが厳しい道のりだと感じています。何をどのように市民に還元していけるのかと言う点では非常に高いハードルをクリアしなければならないからです。
 都議会の定員は127名なので「一体、3人で何ができるわけ?」という厳しいご意見も既に耳に聞こえてきます。確かに、生活者ネットワークの「公約」がどう実現していけるのか、正直、そのことについては自信を持って臨める体制ではなく、市民と交わした約束をどうしていくのかが大きな大きな課題です。
 
 「生活者ネットワークの候補者だけど実態的には民主党の準公認候補」とも言われていることも考えつつ、これから都議会の中での生活者ネットワークの存在価値をどのように創っていくことができるのか・・・私の中ではまだ答えが見つかっていません。
 

投稿者 hisaka : 2005年07月11日

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