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2005年07月08日

これからの課題

 ここ最近、特に3月議会で予算が否決されて以降、市長と議会との関係をどのように構築していくのか、いわゆる「情報共有」の進め方が問われるようになっています。
 今までは市長との懇談?風な会議と言えば、毎定例会開催の事前に行われる「会派説明」でした。しかしながら、この時には既に定例会に提出予定の議案が完成済みで、市長と日常的、かつ親しく会話をしない間柄に位置する会派に所属している身では、その場で意見を述べたとしても、ただ聞き置かれるだけだと感じてきました。
 予算が否決されて以来、市長も議会との関係性をもう一度考えなおしていくという観点から、新たに各会派との意見交換をするようになりました。そして今までの「会派説明」は全会派合同で開催されるようになり、その事前の段階で市長との懇談の場が設置されました。6月議会がはじめての試みだったので、9月議会に向けた今回は2回目となります。

 この懇談会では定例会に提出予定の案件のみでなく、市政の重要な課題についても意見交換を行うという位置付けのようです。今日はその前段として、来週予定されている会派での意見交換の‘議題’が市長から出されました。主には①ごみの有料化の方向性②公共施設の使用料のこと③指定管理者制度導入のことの3つでしたが、さらに職員の福利厚生の見直しなどについても話があったようです。
 特に「ごみの有料化」に向けては多摩市の公式ホームページの市長メッセージが更新されていたように、市民説明会において市民との意見交換が行われます。そこで市民から出された意見により、市の方針に修正が行われるのかどうか・・・・そのあたりが非常に気になるところです。
 
 さて、このごみ問題について一言。ごみ減量の目標を「市民一人あたり一日15%減量」としており、これを達成すれば年間6,000トンのごみ減量が可能だと試算しているようです。この目標値を掲げることを否定するわけでなく、むしろ積極的に目標値を掲げるべきだと思うわけですが、私が知りたいことはもう一つ「いつまでにこの目標を達成するのですか?」ということです。
 なぜなら、有料化をすればごみが減量されるだろう・・・・と考えていて、そこに年間6,000トンの削減目標を掲げているわけですから、やはりあわせて目標達成の時期も明らかにする必要があるでしょう。時期を明確化することが有料化導入を検証する時にも非常に重要だと思うからです。

 しかしながら、もう一つ。この15%というのは一人一日100グラムの削減になるようですが、なぜ100グラムとしたのでしょうか。この100グラムという数値目標が、近隣他市の実績から換算して、もともと容易に達成できる数値であるとすれば・・・。目標の掲げ方についても積算根拠が欲しいところです。

 いずれにしてもこれからは「負担」の時代です。適切な負担の在り方に頭を悩ませなければなりません。

投稿者 hisaka : 2005年07月08日

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