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2005年06月19日

政策の違いが見えない・・・

都議会議員選挙の告示が24日に迫っています。選挙を行うためにもたくさんの税金が使われるのです。投票に行かないということは、もしかすると自ら治めた税金をドブに捨てることにつながるとも言えるかもしれません。そう考えることもできるでしょう。

 それにしても争点無き都議選と言われるように、有権者の関心はいま一つです。そしてここ多摩市、稲城市の「南多摩選挙区」は現在、3人しか立候補予定で名乗りをあげていないためか、他の選挙区に比べると盛りあがりに欠けます。他の地区では候補者が乱立しているところもあり、大変だとの話しを聞いています。
 投票をする時、選ぶ基準はどこにあるのだろうか?と思います。本当は政策で選んで欲しいと思うのですが、「なかなか政策の違いが見えなくてわからない。」と言われることが多いです。私はやはり望ましいのは財源もある程度明らかにしておくことだと考えていますが、なかなか財源や総コストまでを想定して政策化するのは難しく、もちろん生活者ネットワークの政策もそのようにして提示されているわけではありません。
 しかしながら有権者が本当に納得をする、そして納税者の視点から政策を選ぶことを可能にするためには財政的な裏づけも必要になってくるでしょう。
 それにしても「政策の違いが見えない。」・・・「どこも同じ。」と思われている状況では、有権者の投票行動に結びつかないことを責めることわけにもいかず、その点では「似ているけど違う」・・・「違い」を浮き彫りにして説明をすることの必要性を感じているところです。
 当然ながら他党、他候補などのチラシやビラは気になる存在ですが、自分自身の考えや政策を訴える以外に自分以外の候補者への批判や批難を掲載していることにはガッカリです。相手のことを批判批難する前に自分自身の足元をしっかり見ることのほうが重要で、自分の主張だけを通せばいいのではないかと思います。他人をバッシングして自分の票を獲得しようとするようなスタイルこそが、有権者や市民の政治への不信感を募らせていくことにそろそろ気がついてもいい時期ではないかと思うのです。
 他人の悪口を言ってはいけないと思いませんが、言えば言うほど自分自身もそして周囲をも嫌な気分に貶めることをわかってもらいたいものです。最近の選挙活動のなかで感じていることです。

投稿者 hisaka : 2005年06月19日

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