« 近頃の悩みが少しだけ解消 | メイン | 議題にするかしないかで・・・・ »

2005年06月16日

議会の動向

昨日は建設環境常任委員会がありましたが、今定例会に提出された1つの陳情は全員一致で採択されました。陳情は「サーチライトを禁止する条例の制定」を求めるものでした。既に八王子市では禁止条例を制定しているとのことでぜひとも多摩市でもという内容でした。
 八王子市の条例の目的は第1条にて下記のようになっています。「この条例は、サーチライト等の使用の規制に関し必要な事項を定めることにより、その光がもたらす市民の不安や不快感等を解消し、もって市民の平穏でより快適な生活環境を確保することを目的とする。」ここ規定されている「市民の不安と不快感等」に私も頷けます。
 今回、条例制定を求める陳情に全員が採択したということは、少なくとも委員会では条例化の必要性を認めたことになります。(ただ、建設環境委員会に委員を立てていない会派もありますが。)あとは今後どうしていくのか?という部分ですが、条例策定は行政だけのお仕事ではあく、議会にも立法権があることを忘れてはならないと思っています。せっかくなので議会で条例策定プロジェクトチームでもできないものかと感じます。こういう場合は一体誰が呼びかけるのでしょう。陳情の採択が‘きっかけ’ともなればやはり議長なのでしょうか。

 ところで、今日の文教常任委員会ですがパルテノン多摩にも指定管理者の制度を導入することが決まっていて、それに関わる条例改正が審査されました。もちろん全員一致でこの条例も可決すべきものとなりました。しかしながら、原則公募にも関わらず、パルテノン多摩もこれまた「特に市長が認めた場合」に該当するようで、現在の財団法人が指定管理者にそのまま移行、横滑りするようです。
 指定管理者は言うまでもなく、民間活力による公共サービスの活性化だと思っています。議会のみならず市民からも現在のパルテノン多摩には厳しい声があがっています。特に運営面では「金食い虫」の施設です。その点からはぜひとも民間活力を積極的に導入してもらいたいわけですが、現在のままで指定管理者制度だけをあてはめようとしています。議会や市民の指摘にどのように応えようとしているのでしょうか?
 指定管理者を選ぶにあたっては公募する、公募しないに関わらず選定委員会の審査を受けることになっています。ここがどのような判断をするのかと思いますが、いずれにしても現在の財団が指定管理者になるとすればそれ相当の努力が求められ、議会と市民が納得する理由が必要でしょう。「実績」が大いに評価されるとは考えにくいです。
 今日は文教常任委員会を傍聴していましたが、どの議員も現在のパルテノン多摩には多かれ少なかれ疑問を抱いているわけで、指定管理者に移行することがどのような効果、市民サービスの向上につながっていくのか気にしているようでした。
 いずれにしても現在、財団には市の職員が出向していますが、財団が指定管理者になると同時に市の職員は全員引き上げてくるのでしょうか。このあたりも確認が必要だと感じています。

 6月定例会も残り3日間。代表者会議と、議会運営委員会そして最終日のみとなりました。

投稿者 hisaka : 2005年06月16日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/920