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2005年06月04日

それぞれの視点

 ここ2日間の一般質問に取り上げられたテーマのうち、子どもに対する食育・食農教育の問題と子ども読書活動推進に関する問題がありました。これらには私も関心がありますし、多摩市でもぜひとも積極的に取り組んでもらいたいことだと感じています。

 実はこの二つの問題について発言した議員は女性でした。私は女性とか男性とか、性別を意識するほうではありませんが、子どもに対する「食」とか「読書」という問題についてはやはり女性議員ならではの視点があり、またそれが欠かせないのではないかという気がしています。そして議会においても、これらの問題をテーマにするのは男性よりも女性議員という傾向が見られます。多摩市には農業に従事している男性議員がいるので、その視点より語られる「食」の問題もありますが、やはり子ども達にどういう風に「食」を伝えていくのかという視点では女性議員の実感のこもり方は男性とは異なります。
 そして子どもと読書活動についても同様で、男性議員がこの問題をとりあげた発言は聞いたことがありません。これもまた「子どもと本」というテーマに対する女性と男性との関わり方の違いにあるように感じます。
 ふと、女性議員と男性議員との視点の違いを感じてみて思います。もちろん女性の声を代弁してくれる男性もいて、男性の声を代弁する女性もいるわけですが、やっぱり実感がこもると説得力が異なります。だからこそ議会には女性と男性がバランス良く議席を確保している状況が望ましいと。
 先月号のニュースの中で都議会の状況を調べたのですが117名の議員のうち女性が20名しかいないのは、やはり少なすぎると思っています。

投稿者 hisaka : 2005年06月04日

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