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2005年05月18日

市民の論理・行政の論理

 今日は午前中は都議選に向けての対策会議。告示日まであと37日なです。選挙も議員にとっては重要な政治活動のひとつかもしれませんが、6月議会の準備にウエイトを置かざるを得ません。一般質問の通告書締切日まであと1週間と迫っています。今回は「協働」がテーマです。NPO活動に携わってきた人に「協働」のあり方などヒアリングをしました。話を聞きながら、行政が行政の論理を市民に押しつけることは問題外ですが、市民自身が市民の論理を主張し続けても「協働」は成立しないことを改めて感じました。

 ところで、現在、ホームページの「おしらせ」がなぜか使用できません。半年ぐらいずっと使用できな状況で放置していたのですが、ここでどうしても宣伝したい多摩ニュータウン学会のシンポジウムがあるのでお知らせいたします。中沢新一さんのお話は一度は聞いてみたいと考えていたので楽しみです。「『環境』をキーワードに、過去から未来へ引き継いでいくもの、ニュータウンという都市環境でのライフスタイル、生き方について語っていただく予定」となっています。

■多摩ニュータウン学会2005年度公開シンポジウム

●日時:2005年5月22日(日) 13:30~16:00 (開場13:00)
●場所:ベネッセコーポレーション大会議室(多摩センター駅下車、徒歩5分
●内容:自然と歴史に学ぶニュータウンライフ
<第1部>基調講演 「縄文、里山、そしてニュータウン」 
       中沢新一さん・中央大学総合政策学部教授
<第2部>パネルディスカッション
パネリスト
      中沢新一さん(中央大学総合政策学部教授)
      祐乗坊進さん(造園コンサルタント、炭焼き遊び人)
      江尻京子さん(ごみ問題ジャーナリスト、東京・多摩リサイクル市民連邦事務局長)
コーディネーター
      吉川徹(首都大学東京都市環境学部助教授、本学会筆頭理事)
●参加方法:当日直接会場へお越しください
●資料代:300円(実費負担分として)
*多摩ニュータウン学会会員は必要ありません


 ニュータウン学会は市民・大学関係者・自治体関係者・企業関係者で構成されているわけですが、「ニュータウン」という共通のキーワードど課題でつながり、お互いに立場を理解し尊重しあいながら問題解決をしていく場の提供をしています。このようなシンポジウム開催の取組みが実は「協働」を洗練されたものへ高めていくのではないかと考えています。市民と行政との協働に研究者が加わる機会はそう多くはありません。その点でもニュータウン学会がもう少し知名度を上げ、関わる人が増えて欲しいなと思っている今日この頃です。

投稿者 hisaka : 2005年05月18日

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