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2005年04月21日

原則論で進めていくとしても

 明日の午前中、障害者団体から予算に反対した全議員が招かれ意見交換会が行なわれます。意見交換と言うことですが、おそらく議員にとってもこのような趣旨で開催される会は初めてのことだと思うので緊張があります。また、昨日は27日に行なわれる臨時議会の議案書が議員に配布されていました。今年度本予算についての資料でしたが、市長の説明通り障害者施設関連予算と市民活動情報センターに計上されていた予算が予備費になっていました。
 今のところ私たちの会派としてはこの予算書については反対するものではないだろうと判断しています。しかし、障害者施設建設についてや今後の障害者施策をどうしていくのかではまだまだ議論しなければならないことが積み残されていると考えています。私たちの会派では市長が提案している障害者施設の建設にはもう少し時間を置くべきだと主張していますし、できることならば100名と言う大規模な施設の建設ではなく、もっと地域分散型での施設をつくっていくのが望ましいと考えています。これが私たちの「原則論」だとして、果たしてこれを貫いていくことが妥当なことかどうか・…その見極めがあるような気配を感じます。市長は今回に限っては予算書の修正をしたわけですが、しかし旧西永山中学校のグランドに民間事業者による障害者施設の建設と運営の方針は変更をしない雰囲気です。そして、議会でもこの施設建設を促進して欲しいという陳情は採択されているのです。市長にとってこの陳情採択はありがたき結果なわけで、私たちとしてもこの結果を全く無視することはできなさそうです。私たちの会派では陳情に反対しているわけですが、議会としては賛成との結果が明らかだからです。この結果に会派として非常に頭を悩ませるわけです。議論を尽くすまで相当の時間を要しそうです。

投稿者 hisaka : 2005年04月21日

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