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2005年04月18日

議会人事決定

 臨時議会において、議長には山田勝義(公明党)さん、副議長に藤原忠彦(新政クラブ)さんが決定しました。議長や副議長の任期について2年交替というのは慣例なので、前議長や副議長の辞表には「慣例により」という文言が記されていました。ちなみに単記無記名投票によります。投票結果は下記の通りです。

<議長>山田勝義 12 折戸小夜子 10 橋本由美子 4
<副議長>藤原忠彦 13 武内好恵 9 橋本由美子 4

 ところで監査はどうなるのかな?と思っていたわけですが、こちらは谷健一さん(清新クラブ)の続投でいくようで辞表提出がありませんでした。

 さて、その他にも常任委員会などの委員長決めがありました。以下のとおり決定しています。

◎委員長○副委員長
<議会運営委員会>
◎山本治史(改革連盟)○小林憲一(共産党)
朝倉泰行(新政クラブ)安藤邦彦(公明党)篠塚元(民主・生活者ネット)富所富男(改革連盟)萩原重治(清新クラブ)

<総務常任委員会>
◎武内好恵(民主・生活者ネット)○加藤松夫(改革連盟)
小林憲一(共産党)藤原忠彦(新政クラブ)増田匠(改革連盟)三浦映子(清新クラブ)山田勝義(公明党)

<厚生産業常任委員会>
◎折戸小夜子(改革連盟)○安斉きみ子(共産党)
安藤邦彦(公明党)岩永ひさか(民主・生活者ネット)菊池富美男(無所属の会)萩原重治(清新クラブ)山本治史(改革連盟)

<建設環境常任委員会>
◎遠藤めい子(改革連盟)○橋本由美子(共産党)
朝倉泰行(新政クラブ)小林義治(公明党)篠塚元(民主・生活者ネット)富所富男(改革連盟)

<文教常任委員会>
◎今井三津江(公明党)○藤原正範(新政クラブ)
板橋茂(共産党)住田啓子(改革連盟)谷健一(清新クラブ)辻誠一(公明党)


 委員長人事を傍聴していた市民が「女性の時代だねえ。」と感想をもらしていたように、なんと議会運営委員会を除いては委員長は全員女性という結果になりました。1、2期目の女性議員たちが3人です。男性議員の場合にはものすごく意識される当選回数へのこだわりは少ないようです。ただ、議会運営委員会には女性議員が一人もいないのは少々残念です。

 私たちの会派は委員長になってしまうと意見が言えなくなるために、できる限りは他の方々にやってもらいたいと役職、特に‘委員長’には消極的でしたが、最終的には総務常任委員会で武内が委員長の席に座ることになりました。私たちの会派は今日の開会直前まで議長、副議長の人選を迷いました。しかし最終的には議長として名前が挙がっていた人のうち、①会派を離脱する②議会改革推進委員会」を設置するとして文書で表明していた折戸さんに投票しました。副議長では名前が挙がっていた人から選ばず、武内にしました。
 各常任委員会ではさまざまな人選方法があったと聞いています。厚生産業常任委員会ではまずは委員各自がどんな委員会にしていきたいのかを述べ合うことから始めたのですが、各委員とも議会、委員会の活動を活発にしていきたいとの見解では一致でき、誰が委員長になるにせよ目指す委員会の方向性ではそれほどの差違がないなと感じました。その意味では委員長、副委員長を志願する人どうしの話合いなどで人事が決定できればよかったのですが、結局はそうできずに残念でした。ちなみに最後の最後はくじ引きでした。

 議会人事は単純な考え方だけでは進まず、さまざまな要因が絡まりあって最終的な人選にたどりつくようです。もちろん私もいろいろな情報が耳に聞こえてくる中で、どうしていくのかを考えるわけですが、ある一部の会派の人たちだけで役職を占めてしまうのはいかがなものかと考えています。その点からすれば議長、副議長、監査もすべて含めた人員配置について多様性がでてきたことは望ましいことと感じています。

投稿者 hisaka : 2005年04月18日

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