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2005年04月13日

音楽で国際交流を

 桜ヶ丘のヴィータホールで行なわれた「音楽で国際交流を」に行きました。オーストラリアとスロバキアのコーラスグループ、多摩市からは「名曲をうたう会」「コール・グリツィーネ」が参加をし、各団体からの演奏と最後には会場の人も全員参加で「上を向いて歩こう」の合唱が行なわれました。ただ単なる合唱の発表会ではなく、歌を通じた交流が目的のこととした企画意図を汲み「コール・グリツィーネ」の皆さんはオーストラリアとスロバキアの民謡を歌って下さいましたが、そのときには客席にいたオーストラリアの方は喜びの歓声をあげていました。

 ところでオーストラリアの合唱団が歌った曲目に「I am Australian」というものがありました。この歌は「I am Australian」と何度も繰返しました。これを聞いていて、「私は日本人」として繰り返す歌は未だ耳にしたことがないものの、もしこんな歌があったら私は歌うだろうか…と考えさせられてしまいました。そして仮にもこういう歌があるとしたら、これはみっちりと音楽教育の中に盛りこまれる一曲になってしまいそうだとも思いました。オーストラリアの人たちの歌声などを聞いていると例えば日常的にも何となく口ずさんでしまいそうなメロディーでありフレーズじゃないかと感じたのですが、やはり、強制に近いかたちで指導されて歌うものではなく、自然と歌いたくなる‘もの’として生活の中に浸透している気がします。
 ぎりぎりと強制されればされるほど、それに対する軋轢や反発も大きくなりそうだし実際そうなっている状況・…君が代問題を頭に描いてしまったのでした。

投稿者 hisaka : 2005年04月13日

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