« 後半2年間の活動に向けて | メイン | 相手のことをとやかく言う前に・・・。 »

2005年04月06日

国歌と国旗

 卒業式そして入学式のこの時期に毎年話題になるのが「君が代・日の丸」問題です。今日は北諏訪小学校の入学式に出席してきましたが、そこでもピアノ伴奏で「君が代」斉唱が行なわれました。来賓として出席している議員でも考え方によって斉唱せず、起立しないという姿勢を貫いている方もいらっしゃいます。私は一応起立はしているのですが、歌う気持ちにはなれないので、じっと下を向いています。私は歌うのも歌わないのも個々人の意志に委ねるべきだと思っていて、東京都教育委員会のように口のあけ方や声量までを指導するかの勢いで国歌斉唱の義務づけをすることは望ましくないと感じます。

 日の丸や君が代にはその歴史的経緯があり、消極的にしか受け容れられないという面がありますが「国旗」であり「国歌」であることは紛れもない事実です。しかしながら、デザイン的な問題でもなし、音楽的な問題でもなく、論点としては非常に重い問題を内在している旗や歌を「国旗」「国歌」として決めてしまうことが原因で、事あるたびに紛糾の種になるとは、考えようによっては不幸だと感じます。
 こんなにもめるのであれば、いっそのこと「国旗」「国歌」ともにリニューアルさせてはどうかと思います。愛国心や郷土愛が強調される昨今ですが、どう考えても、このような気持ちは自然発生するもので強制されて抱くものではありません。
 今日の入学式での「国歌斉唱」。教職員、来賓席からは朗々と聞こえるものの、保護者席を見てもそれほど歌っている人は見られませんでした。新一年生に至っては、突然起立させられて、大人たちが厳か?に歌っている姿にむしろキョロキョロと不可思議そうな様子でした「一体何が始まったんだろう」とその一瞬思っただろうなと感じました。

投稿者 hisaka : 2005年04月06日

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/849