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2005年03月29日

そんなことができるなら…

 予算が否決された場合に、普通は「暫定予算」を組むのが通例ですが、どうやら市長はその判断をしなかったようです。その代わりなのかどうかわかりませんが、明日の朝9時から議会運営委員会が開催されることになりました。緊急で議会運営委員会が招集される理由とは、「旧西永山中学校跡地活用に関する予算を予備費にするため」ということです。夕方に、私たちの会派代表のところに市長から電話があったらしく、その内容を伝え聞いたところです。色合的には予算案の修正?訂正?みたいな感じのようです。

 さて、この件についてですが、私たちの会派ではそんなに簡単に修正(訂正)することができることにまずは驚いています。つまり、予算特別委員会には市長が自信を持って提出した予算案があるわけです。それが否決されたわけです。そうであるならば、まずは、しかるべく対応をすべきです。にも関わらず、市長は暫定予算はしないとの判断をし、非公式な議員との会合を設定するなどしてきました。市長は方々に電話をしているとの話しも聞いています。もちろん最終日に何とか賛成してもらいたいと汗をかいているのだと思っています。でも、非公式なやりとりで何とかなってしまうようでは、議会は何のためにあるのかと思いますし、議員の存在意義を自ら疑ってしまいます。
 でも、私はなぜ暫定予算に出来ないのか、まずはその理由を市民に対し明らかにすべきと思います。そして議会にもきちんと説明してもらいたいと思っています。

 それにしても明日の朝、議会運営委員会で市長からどのような発言があるのかわかりません。しかし暫定予算とせず、否決された部分似付いて「間違えたので消しゴムで消します。」的に予算の修正(訂正)の話を持ちかけらること自体に疑問です。そんな簡単なものなのかと感じます。先の予算特別委員会で賛成の立場を表明した議員たちは、あれだけ紛糾した状況などでも予算案に賛成しているわけです。総論賛成各論反対、総論反対各論賛成…微妙な判断、そして作用が働いているのです。そんなに簡単に消しゴムで消すことを認めるのでしょうか。予算に賛成するにも反対するにもその場所で行われる議員の判断と責任を市長はどんな風に考えているのかと思います。
 最終日を迎える前からこんなに疲れ果てているなんて・…出るのは大きな大きなため息です。

投稿者 hisaka : 2005年03月29日

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