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2005年03月17日

予算特別委員会最終日

 来年度の一般会計予算に反対しました。そして議会全体としても一般会計予算については否決されました。やはり旧西永山中学校の跡地に建設が予定されている知的障害者通所授産施設に関する予算が争点だったなと思います。今回は予算の編成替えを求める動議が1件、修正案が2件提出されたのですが、2つの修正案は共通して通所授産施設関連の経費を削除するものでした。直接的に障害者の施設を否定するというよりは、学校跡地施設の活用をどうしていくかという方針の決め方、決まり方が重視されていたと思います。

 今日の会議が終了後、「真摯に受け止めます。」と市長が会派控え室に言いに来ましたが、こんな結果になる前の段階で「聴く耳」に気がついてもらいたかったと思いました。
 市長と議会とできちんとした対話を積み重ねていれば、滅多なことがない限り「否決」は避けられるのではないかと考えています。もちろん裏取引ではありません。議場でのやりとりを踏まえて、市長がどんな風に市政運営をするのかを注目してきました。

 私たちの会派ではさまざまな局面で「総論賛成各論反対」の態度をとってきました。だからこそ重視してきたのは「各論反対」を市長がどのように汲み取るのかということでした。でもなかなか期待するだけの応答が得られなかったのです。
 市長は来年度の市政方針でも市民との合意形成プロセスを大切するとしています。私たちの会派もこの点では市長の認識と全く同じと言えます。でも「プロセス重視」と一言で言えても、そこに対して描くイメージや在り方は随分と異なるようです。また「情報共有」についても同様です。
 私が今回の結論を出すに至った一番の理由は「聴く耳を持って欲しい。」と願ったからです。市民の意見、議会の意見そして職員の意見もあるかもしれません、市長にはプロセス重視をもう一度考えてもらいたいと思っています。

投稿者 hisaka : 2005年03月17日

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