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2005年03月16日

予算特別委員会4日目

 明日の予算特別委員会最終日に向けて、最終的な採決をどうするのかの確認作業など毎日遅くまで打ち合わせが続いていますが、職員も私たち以上に夜遅くまで仕事をしていることがわかります。学校跡地活用の問題に対してどう判断するのかが問われる予算とも言えるので、修正案をどのように提出するのかも含めて会派では議論を重ねています。

 学校跡地と言えば、旧東永山小学校跡地に創業支援をする施設の設置が計画されています。現在、多摩センターにあるeワーク情報局を発展させた施設だそうです。多摩センターの活性化事業としてスタートしたeワーク情報局を次のステップへ進めたと言うのが行政の説明です。しかしながら、正直言ってeワーク情報局の実績がそれほど見当たらないにも関わらず、次なる段階へ移行して、拠点を移したんだと言われても「はい、そうですか。」とすんなり受け容れることはできないよなあ・・・と少々ため息がもれてしまいます。
 確かにたったの2年では実績が見えず、「種まき」の段階というのもわかります。しかし石の上にも3年というように、あと一年間くらい多摩センターで頑張ってから、次の展開を考えてもちっとも遅くないと思うのです。すでに学校跡地施設の活用方針では、旧東永山小学校の活用方針として創業支援施設の構想が示されているのですが、その構想が本当に市民のニーズにあっているのかどうかをあと一年くらいかけて吟味してみてもよかった気がします。むしろその方が好ましいと思います。
 
 実は活用方針によると、この創業支援施設について、来年は整備計画を策定し、実際の施設整備は再来年からしていくとなっていました。しかし来年度当初予算には「(仮称)東永山創業支援施設運営事業 15,462千円」が計上されているのです。言わば一年前倒しで事業をスタートさせた格好になっています。ここでもまた、私自身は学校の跡地活用を急いでいるように感じています。「急がば回れ」かもしれないのに…と思ってしまいます。

 スピードが求められる時代です。でも全部が全部にスピード感が求められるわけでなく、やはり優先順位があるように思います。でも、今の行政の動きを見ていると全部全部を急いでいる気がしています。急ぎすぎて「ふと、ふりかえる」とか「ちょっと、立ち止まる」という感覚を忘れてしまうことで、「総括する」という作業が置き去りになる気がします。逆に無駄や非効率を生み出すこともあるのではないかと危惧しまス。今回のeワーク情報局のケースはその最たる例ではないかと感じています。

投稿者 hisaka : 2005年03月16日

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