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2005年03月11日

予算特別委員会1日目

 今日から来週の木曜日まで5日間に渡って来年度の予算が審議されます。初日は総括的質疑から始まり、歳入、そして歳出へと進み、国民健康保険特別会計など特別会計が審議されます。

 今回の予算ではやはり学校跡地活用に関連して、旧西永山中学校のグランドに予定されている障害者施設建設計画が大きな争点になりそうです。この計画に賛成、反対の両方の立場から市長に対する質疑が行われました。結局は計画そのものの内容ではなく、計画策定の過程が問題になっており、学校跡地施設活用方針の決め方に対するの賛否が議論になっています。私も含め、私たちの会派も学校跡地施設活用方針の決まり方には納得できない部分が大いにあります。行政は足掛け10年で十分な議論を積み重ねてきたと言いますが、市民感覚では「十分」に感じきれないことが問題で、10年間の行政の取組みが市民に丁寧に周知され、情報の共有化が出来ていなかったことが今の結果を招いていると考えています。

 今、「新しい支えあいの仕組み」を構築しようとしている時で、求められているのは市民の力です。そのためのキーワードが「情報の共有」であるにも関わらず、それを十分に行わなかった結果を直視せず、進めていくような行政のやり方を肯定することはできない…その思いが強くなっています。議会でも多数の議員が行政の情報共有が不十分であり、特に学校跡地問題については「拙速過ぎる」と指摘しているにも関わらず、市長(行政)の答弁は頑なで「十分に説明してきました」と言う態度です。きっと市長の何らかの信念に基づくのだと思います。だから揺らぎがないのでしょう。市長に賛意を表する立場の議員からは、「どこまでいっても全市民一人一人に納得してもらうことなんてあり得ない」という主旨の見解も出されています。
 学校跡地施設の問題に対する市長の態度とはどこまでいってもどうやら平行線のようだ・…そう感じています。市長の言うプロセス重視にはいささか疑問です。

投稿者 hisaka : 2005年03月11日

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