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2005年03月10日

総合計画審議会のすすめかた

 第4次総合計画の後期計画の見直しということで、総合計画審議会が開催されています。今日は第3回目の会議で「多摩市の強み・弱み」を話し合いました。
 
 ところで、すでに先日の広報では行政が作成した後期計画「戦略プラン骨子案」に対するパブリックコメントを募集する記事が一面に掲載されていました。行政が独自の動きとして市民意見を集めるようです。市民説明会も今月中3回開催される予定です。多様なカタチで市民参画のチャンネルが用意されること自体、否定するものではありません。しかしながら、今回のパブリックコメント等にはいささか疑問です。
 なぜなら、総合計画審議会の進め方の案(これも行政が作成したわけですが)の中には、例えば審議会主催の市民説明会などの予定が入っているからです。審議会が独自で市民参画を用いるにしても「戦略プラン骨子案」が素材になるわけです。となれば、今回の行政のパブリックコメントや市民説明会と審議会独自が行う市民参加との関係性が問題になりはしないかと感じます。特に市民にとってみれば、非常にわずらわしいというか、二重になるというか、わかりにくいやり方だと思うからです。
 しかし、それ以上に問題なのは、そもそものところで、審議会に対して諮問をしているとはどういうことなのかということです。諮問をしたからには、まずは審議会からの答申を待ち、その後に市長(行政)としては次なる行動に出るのが望ましいと思われます。審議会に諮問中であるのにも関わらず、それはさておき、並行して市民意見を集めたりする行動にそもそも疑問です。正直言って、広報にてパブリックコメント募集の記事を見た時に「えっ、審議会はどうなるの?」と感じました。審議会は一体何の為に存在しているのか?を問いたくなりました。

 今日の説明では行政が集約したパブリックコメントは審議会の場でも議論の材料にしてもらう方向で考えているとのことでした。だったら、審議会が独自で行う市民参加はなんのために?と思えてならないのでした。 

投稿者 hisaka : 2005年03月10日

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